ブライダル・ウェディング業界のWEBサイト|8つの必須コンテンツ
2017年になり、早くも1か月が経ちました。ブライダル業界では、年明けの1月は一年を通じて最も人が動く時期だと言われています。1月には各会場で大きなブライダルフェアを開催されているようで、そろそろ結果が出ている時期だと思いますが、皆様の会場のご集客はいかがでしたでしょうか。
ブライダルフェアに行くカップル達は、必ずと言ってよいほど、訪問や資料請求をする前にWEBサイトを閲覧しています。結婚情報誌や結婚情報サイトばかりに注力していないでしょうか。
ウエディング会場を検討されるカップルは、結婚情報誌や結婚情報サイトで多数の情報の中からウエディング会場を絞り、その中から更に情報を得るために会場の「屋号」を検索し、オリジナルのWEBサイトを閲覧し初めて、興味のあるウエディング会場にお問い合わせや資料請求・来館予約というアクションを起こします。
自社会場を認知させるために、結婚情報誌や結婚情報サイトへの掲載は大切ですが、結婚情報誌や結婚情報サイトでいかに良い広告だったとしても、自社のWEBサイトがイマイチであれば、イメージが悪くなりカップルのアクションにはつながりません。
「WEBサイトはユーザーのニーズを反映した構成になっていますか?」「情報の更新は出来ていますか?」「トレンドを反映していますか?」「ハードばかり訴求していないですか?」
結婚情報誌や結婚情報サイトは、決まったフォーマットでの掲載となり、デザイン上で強みは出しづらいという特徴もあります。
そこで、自社の強みや特徴を感じてもらうには、WEBサイトが重要な役割を果たします。
成約の獲得や春のブライダルシーズンに入り、忙しい時期だと思いますが今一度、自社WEBサイトに目を向けられてはいかがでしょうか。前置きが長くなりましたが、今回はブライダル・ウェディング業界のWEBサイトに必要となるコンテンツをご案内したいと思います。
キービジュアル・メインビジュアル
WEBサイト一番の肝になる、キービジュアル。自社ならではのウエディングの雰囲気を伝えているかがポイントです。昔であれば、ハードをドーンと出して「どうだ!」というWEBサイトが多くありました。しかし最近では、モデルを使用して各ウエディング会場様がそれぞれ特徴を出したビジュアルを使用されています。<
色々なウエディング会場のサイトを見ていますと、外国人モデルを使用したパーティ風景のイメージ画像をメインにされているサイトをよく見かけます。サイト単体で見ると非常に良いのですが、WEB媒体というのは比較媒体でもありますので、他のウエディング会場のサイトも閲覧しています。そこで同じような外国人モデルを使用したサイトばかり見ていると、印象度は薄れてくるかと思います。
キービジュアルを決める際は、自社だけではなく、競合となるサイトのビジュアルがどんなものを使用しているかをきっちりとチェックすることも忘れないようにしましょう。余談ではありますが、某結婚情報誌で、昔は表紙のモデルは、必ず外国人モデルでしたが、最近は女優さんが表紙を飾っています。等身大のモデルを掲載した方が、反応が良いのかもしれませんね。
近年、動画をキービジュアルに使用しているウエディング会場も出てきてます。プロモーション映像があるのであれば、その映像をキービジュアルにするのはいいかもしれませんね。
コンセプト / 選ばれる理由 etc
使い古されたコンテンツですが、前述させていただいたように、カップル達はウエディング会場を検討する際に、多数の会場のWEBサイトを閲覧します。忙しいカップルにとって、この会場の特徴は何なのかすぐに知りたいものです。TOPページでイメージを掴んでもらい、そして他会場と何が違うのかを、分かりやすく伝える必要があります。そこで必要になってくるのが、「コンセプト(選ばれる理由)」です。
「選ばれる理由」では、料理が自慢やバージンロードが何メートルといったことを伝えるのではなく、ハードやソフトを加味したこんな時間が過ごせる(体験)を伝えます。大切なのは「カップルが会場ではどうなるのか」カップル目線でのメリットをPRすることです。
WEBサイトはユーザー目線になっているでしょうか。この機会に是非、チェックしてみてください。
挙式・披露パーティ会場
挙式・披露宴会場の雰囲気は、ユーザーがまずはじめに気にするポイント。各会場とも、通常のパーティではしないようなセッティングの撮影を行ったりして、良いイメージを持ってもらう努力をされています。近年ではSNSでのリアルな側面と併せて、パーティ当日をイメージできるような素材を撮影することがべストです。
ウエディング会場の中には、バンケットがいくつもある会場もあります。そこで後述の「ウエディングレポート」を会場ごとに分けて、実施した会場ページにリンクさせることでサイト内の回遊が促せます。
料理
いわずもがな「おいしそうな」写真がポイントになります。
もちろん、ケーキの画像や種類の紹介も必須です。式場の料理やケーキの場合、創作性や柔軟性が重視されるため、様々なバリエーションを用意することでユーザーの不安は解消されるでしょう。
ブライダルフェア情報
ウエディング会場では集客の中でも、ブライダルフェアが大きなウエイトを占めているかと思います。模擬挙式や会場コーディネイト、試食会、試着会など趣向を凝らした興味の引くイベントを定期的に実施されています。WEBサイトでは、分かりやすくそしてタイムリーにブライダルフェア情報が掲載されていますでしょうか。
フェアの予約フォームは入力しやい仕様になっていますでしょうか。興味があってフェア情報を閲覧してもらったのに、予約フォームへの入力が非常に手間だったり、分かりづらいとサイトの離脱に繋がります。参加希望のフェア名をユーザーが入力せずとも、自動で反映したり、郵便番号を入力すれば、住所が入るような仕様になっていますでしょうか。
TOPページは、ブライダルフェアから始まっていないでしょうか。新規ユーザーが知りたいのは、まずは会場のことです。会場に興味を持って初めて、フェア情報を見ます。会場からするとフェア情報を見て欲しいと思いますが、それは会場からの目線であって、決してユーザー目線とは言えません。ウエディング会場のWEBサイトは、ユーザー目線でコンテンツを考えるべきです。
この機会に、ユーザー目線で考えられたサイトかどうかと是非、チェックしてみてください。
ウエディングレポート
今では、ウエディング会場のWEBサイトに必須のコンテンツではないでしょうか。
ユーザーは、人がどんな結婚式を行ったか非常に気になるものです。実際の挙式や披露パーティの内容を時系列で掲載することで、検討ユーザーは、この会場では、どんなウエディングが出来るかイメージしやすくなります。来館に繋げるには、いかに自分が当日をイメージ出来るかが、ポイントです。
ウエディングレポートに、その結婚式に携わったスタッフ情報を表示させ、リンクさせるとサイト内の回遊性も高まります。
もちろんSNSの活用も併せて行うことでよりリアリティを追求した訴求が可能になります。
7.スタッフ紹介・スタッフブログ
一生に一度の結婚式。やはり失敗はしたくない気持ちも強く、反面不安もあるため、スタッフの対応も会場検討時の重要な要素です。ウエディングプランナーの紹介はもちろん、シェフやサービススタッフ、フローリスト、メイク、カメラマンなども紹介された方が良いかと思います。
スタッフの顔を出すことで、信頼感にも繋がりますし、こんなにも多くの人が携わってくれるのだという安心感も高まります。スタッフの人柄を分かってもらうために、スタッフブログも有効ですね。
列席者の方へ
WEBサイトは、会場を探すカップルだけが見るものではありません。挙式・披露パーティに呼ばれたゲストも、どんなところで挙式をするのか、会場までの行き方を調べるためにWEBサイトを閲覧します。そんなゲストのために「列席者の方へ」というページも必要ではないでしょうか。
多くのウエディング会場のサイトは、カップルに向けたコンテンツはありますが、ゲストに向けたコンテンツがあるサイトは少ないように感じます。
ゲストが気になるアクセス(最寄り駅からのアクセスや車でのアクセス)や、着付けやヘアメイクは受け付けてくれるのか、宿泊の手配など対応しているのかといった内容が良いかと思います。
ゲスト向けのコンテンツがあると、「この会場はゲストのこともきっちり考えてくれている会場だ」という良い印象を与える効果も期待できますね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ウエディング会場様にとってWEBサイトは、必要不可欠なメディアです。
冒頭にもお伝えしたように、結婚情報紙や結婚情報サイトへの掲載も非常に重要です。情報紙や情報サイトに掲載されている数あるウエディング会場の中から選ばれたのに、WEBサイトで比較された際に、候補から外れるということになると非常にもったいない話です。
(情報紙や情報サイトの掲載料は、安くはないですしね。。。)
他会場との違いをきっちり出せているか?自社ウエディングを分かりやすく表現できていますでしょうか?また、会場目線での発信になっていないでしょうか?当日をイメージできるコンテンツはあるでしょうか?
繁忙期になる前に、今一度自社サイトのチェックをしてみてはいかがでしょうか。
最後に参考にさせていただいたブライダル・ウェディング業界のWEBサイトを一部ご紹介。
ブライダル・ウェディングWEBサイト:参考
風ノウタ
http://t-p-n.jp
ラソール ガーデン大阪
http://www.lazor-osaka.jp
ALAISE
https://alaise2015.com
今回のご紹介が少しでも、皆様のお役に立てたら幸いです。
では、また次回。
この記事を描いたひと
株式会社ユニオンネットのスタッフ。
https://www.unionnet.jp/company/#staff