失敗しない自社サイトリニューアルに向けた「自社の棚卸し」
今回は「自社サイトの見られ方」について。
以前、「失敗しない自社サイトリニューアルに向けてWEB担当者が確認すべき10個のポイント」という記事を書きましたので、こちらも併せて見てみてください。
「自社の棚卸し」について
さて、ユニオンネットではWEBサイトの制作を行っているのですが、「新規ドメイン」でのサイト制作よりも、「既存サイトのリニューアル」を多く行っています。
そこで、お客様とお打ち合わせ・ヒアリングをしたりしながら、WEBサイト改善のご提案をさせていただいたりしているのですが、お伺いしてみると「何だか今のサイトはイケてないなぁと感じているんだけど、具体的にどう改善していいか分からない」というケースがよくあります。
まぁ、弊社としてはその辺りを「ココを改善すれば良くなりますよ」というご提案をするワケなのですが、失敗しない自社サイトリニューアルに向けて、WEB担当者(経営者様も!)が自社サイトの改善ポイントを事前に把握できていると、制作会社さんと共通認識を持った上で、より有意義なサイトリニューアルに向けて課題に取り組んでいくことができると思います。
そこで重要になるのが、現状把握。
つまり、「自社の棚卸し」が必要になるのです。
棚卸しとは
棚卸資産(たなおろししさん、英: inventory)は、会計用語の一つ。販売目的と何らかの形で結びついている財、またはサービスを指す。有形のものもあり、無形のもの(サービスなど)もある。販売を意図して保有しているものも、そうでないものもある。正常営業循環基準により、必ず流動資産となる。
棚卸資産-wikipedia-より(https://ja.wikipedia.org/wiki/棚卸資産)
「棚卸し」といえば、学生時代にアルバイトをしていた本屋さんを思い出します。
店内の在庫数を数えたりしていたんですが、閉店後の深夜に牛丼を食べながら棚卸しをして、終わったら明け方の海にドライブだGO!とか…懐かしいデス。
…で、店舗などでは在庫数を数えたりするのですが、いざ、自社のWEBサイトリニューアルとなると、「会社の業務や現在の事業に対する”棚卸し”」が必要になるのです。
【業務・事業の棚卸し】自社=自分を「客観視」してみよう
「何だか今のサイトはイケてないなぁ」と感じたら、 自社の棚卸し に向けて、まずは自社=自分を「客観視」してみましょう。
客観視… 実はコレができないのが、ほとんどの会社・ほとんどの方なのです。逆に「常に自社や自分を客観視できている人」は、改善のアイデアを次々と出せたりして、常に自ら進んで成長していっています。また、「客観視が甘い」と現状把握の深度が浅く、改善を行っても「思いつき」になりがちです。
客観視が出来る人ほどイロイロな意味で強いですね。新しいビジネスを成功させられる人は、大別して「客観視が出来る人」か「思いつきで突っ走る人」ではないでしょうか。思いつきで突っ走ると飛び抜けたコトもできそうですが、できれば両面があるのが望ましいですね。
さて、立ち返って、 改めて自社=自分のことを客観視してみましょう。
【そのサービスは誰のもの?】ターゲットユーザーを考える
- 自社のサービスや事業は誰のためのものなのか?
- いつどんな時に必要とされるのか
- 社会のどんな問題を改善できるのか
こう考えることで、ターゲットユーザー像が明確になってきます。
- ターゲットユーザーは男性?女性?
- 年齢はいくつ位の方でしょうか。
- どこに住んでいて、その方の職業や主な一日のスケジュールは?
- その方はどんな事に困っていて、どう改善したいのでしょうか?
- 競合となるサービスは?
- あなたの会社・サービスだからこそ解決できる強みはなんですか?
- 逆に、競合他社に劣っている点はなんでしょうか?
いかがでしょうか。
ちなみに、「競合他社に劣っている点」は、社内で解決しましょう。
地道な努力や繰り返す改善、思い切って手を抜くのも改善につながるかも知れません。
WEB担当者は改めて確認したい「自社サイトの見られ方」
自社=自分を客観視できたコトで、ターゲットユーザー像が明確になってきたと思います。
また、ターゲットユーザーに対する、事業やサービスの強みや弱みも分かってきたのではないでしょうか。
つまり、自社サイトの見られ方=どんな人が自社サイトを見てくれるのかを考えると、適切なデザインアプローチや掲載すべきコンテンツが明確になってきます。
ヒアリングシートを活用しよう
自らを振り返り、客観視をして、一人で考えられることが出来る人は、かなりのビジネススキルをお持ちだと思います。でも、ナカナカできないからこそ、自社サイトの見られ方について悩んでしまうものです。
「自社の棚卸し」は、第2創業期・リブランディングや新規事業開発などの時にも必要になります。また、定期的に行うことで、事業の安定成長にもつながります。人生は一度キリなので、できればドンドン改善して成長していきたいですね!サイトのリニューアルは企業にとってPDCAの一環です。どんどん改善していきましょう!
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この記事を描いたひと
企業のWeb担当者と制作会社の想いをつなげるメディア「untenna」の編集部。