SEOに関するよくあるご質問集めてみました【2019年5月】

2019.05.24 SEO対策
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SEO(検索エンジン最適化)とは、自社サイトの検索結果が上位に表示されるための工夫です。

品質の低いサイトの掲載順位を下げると同時に、品質の高いサイトの掲載順位を適切に評価するのがSEOの役目なのです。2019年現在、SEO対策を施すサイトが一般的になってきましたが、今さら聞けないSEOに関する疑問を抱えたままの方も多いのではないでしょうか。

ここでは、今さら聞くのは恥ずかしいけれど、気になるSEOに関する質問と回答を7つ厳選してご紹介します。

SEOとSEMの違いって?

SEO(検索エンジン最適化)と似た用語にSEMが挙げられます。SEOとSEMは混同して使用されがちなワードですが、枠組みで考えると異なる性質があります。

SEM(検索エンジンマーケティング)は、インターネットの検索エンジン(Yahoo!、Google等)のユーザーに対して行うマーケティングの総称です。例えばSEMは、SEOの他にも、キーワード連動型のリスティング広告などの広告も包含します。総合的に検索エンジンから自社サイトのアクセス数を増やすマーケティング方法(SEM)の一種がSEOという位置づけです。

SEMもSEOも、双方がともに広告ではなく、自然なアクセス(いわゆるオーガニック)を増やすための対策という点では共通しています。効果的なSEMを実施するために、SEO対策を入念に行う必要があるという関係性です。実質、検索のほぼすべてはGoogleのアルゴリズムによるもののため、SEMのためのSEOを強化するためには、「Googleが掲げる10の事実」を確認する必要があります。

SEMのための手段がSEOであるという「関係性」だととらえると、分かりやすいでしょう。

独自ドメインはサブドメインよりもSEOに強いって本当?

自社製品・サービスのPRのためにブログを運営している場合、SEOに強くするために独自ドメインを導入しようと考える方も多いでしょう。この考え方は、一部正解でもあり、一部正解とは言えない部分があります。

サイトを長期に渡って育てるという戦略が先にある場合、目先のトラフィックよりも独自ドメインを取る方が得策です。長期的にサイトを運営するならば、最初からサブドメイン、サブディレクトリを取るよりもSEO対策も長期に渡って実施できます。長期に渡って育ててきたドメインは、Googleでも評価されやすいという特徴があるからです。

しかし、以前からSEO対策などによって既に評価の高い本体サイトがある場合は、独自ドメインを新たに作ることは、SEOに逆に不利になってしまいます。本体サイトのドメインを使って、サブドメインを作った方が、本体サイトの高い評価を新たなサイトの評価として引き継ぐことができます。独自ドメインを新たに作ることで、本体サイトの高い評価を引き継げなくなってしまうのです。

ただし、独自ドメインを他社から購入するなら話は別です。独自ドメインに元々高い評価がある場合は、長期的に育てる必要もないため、SEOに短期的に繋げることができるでしょう。

SEO対策のためにソーシャルメディアを始めるべき?

「Twitter」「Instagram」「Facebook」といったSNSをはじめとしたソーシャルメディアは、SEO対策に直結するわけではありません。
確かに、ソーシャルメディアにて「誰かと共有したい」と他者に思わせるような高クオリティの投稿ができれば、「私も見たい」という欲求を掻き立て、検索数につながることはあります。

ソーシャルメディアには、「ソーシャルシグナル」という共感や賛同を表現するための指標があり、それが多ければ多いほど検索エンジンでの検索数もアップします。InstagramやTwitter、Facebookの「いいね」やTwitterの「リツイート」がソーシャルシグナルに該当し、これが多ければ、見た人の「もっと知りたい」という欲求を書きたてることができるでしょう。

特にFacebookの「いいね!」を獲得するには、広告でもオーガニックの投稿でも構いません。インバウンドマーケティングでよく利用されているように、興味関心を引くような動画広告を掲載して「いいね」を集めても構わないということです。

Facebookに限らず、ソーシャルシグナルを多く獲得できる投稿は、SEO対策に役立ちます。実際に多くのソーシャルシグナルを獲得するために、プレゼントキャンペーン等を行っている企業は数えきれません。もちろんソーシャルシグナルの獲得によって企業の認知度アップ、潜在顧客の発掘を目指している企業も多いでしょう。その陰で、実はSEO対策を並行している企業も多いのです。

相互リンクはSEOに有利と聞いたけど本当?

ただ単に相互リンクを増やすことは、SEOに有利になるどころか、あなたに不利益をもたらす可能性もあります。

Googleでは、不正な方法で検索結果を上位にしようとする行為を「スパム行為」としてペナルティの対象にしているのです。相互リンクによって不自然に増加した被リンクは、このようなスパム行為として見なされる危険性があります。「相互リンクをとにかく貼って、検索順位を上げる」よりは、「読む人にとって本当に役立つリンクを貼って、サイトを良質なものにする」ために相互リンクを活用しましょう。読む人にとって意味のある相互リンクは、結果的にSEOに有利になるでしょう。

どうしても相互リンクしたい場合には、ブログ同士での相互リンクがおすすめです。ペナルティを受けずに相互リンクを貼るためには、互いのブログに関するブログ記事を作成することができ、ここで自然な形で相互リンクを貼ることができます。元々ブログでは、誰かのブログに関する意見をブログで発信するという方法があるため、スパム行為として見なされる可能性が低いのです。

むやみな相互リンクがSEOに不利になる可能性が高いことで、SEO対策として相互リンクを貼るサイトが少なくなってきている一方、「被リンク」はいまだに重要です。同一のカテゴリであり、なおかつ被リンク先のオーソリティが高ければ高いほどSEOにおいて有利になります。

Googleでは時代遅れになりつつある相互リンクにこだわるよりも、今後も価値の下がりにくい被リンクにこだわった方が、SEO対策を強化できるでしょう。

動画を貼ればSEO対策を強化できる?

テキストだけのページにするよりも、動画を載せた方が検索順位が上がる…という思い込みから、SEO対策の一環として動画をアップする人も多いでしょう。確かに動画は作り方によっては、共感を生み、口コミが起きるようなコンテンツとなれば、検索件数はアップする可能性はあります。

しかし、実際にはGoogleが「動画=SEOに有利」という説を一蹴しています。

2016年に行われたGoogleの公式オンラインフォーラムにて、GoogleのJohn Mueller(ジョン・ミューラー)氏が、「動画はSEOに対する直接的な効果を持たない」と回答しているのです。ただし、「直接的な効果」を否定しているだけであり、動画は間接的にSEOに有利になるというのが真実だと言えます。

動画をSEO対策に活かすためには、検索エンジンと動画の相性をよく考える必要があるでしょう。検索エンジンは、画像を認識することができません。そのため、動画のタグに文字でキーワードを明示する必要があります。反対に考えれば、タグでキーワードを上手く入れ込むことができれば、先に紹介したようなソーシャルメディアでのソーシャルシグナルも獲得でき、SEO対策も強化できるのです。

特にYoutubeはGoogleの傘下にあるため、動画でSEO対策を行うのに有利だと言われています。とはいえ、他の動画サービスに掲載しても、Googleでの検索順位に影響されないというわけではありません。あくまでも、GoogleでのSEO対策を行うなら、Youtubeの方が少し有利…という認識になります。

ページ内で使用するキーワードの数の適切な量はどうやって決めればいい?

キーワードを入れれば入れるほど検索結果が上位になる…というわけではないことはご存じの方が多いでしょう。しかし、「どこまでキーワードの数を増やしてもよいか」という質問に明確に答えることができない方も多いのではないでしょうか。

ページ内で使用するキーワードの数が多すぎると、「キーワードスタッフィング(キーワードの詰め込み)」というスパム行為に該当します。ところが、「スパム行為に該当しない範囲はどこまでか」という具体的なキーワード数について、Googleは社外に発表していません。

一方で、GoogleのSEOスターターガイドにおけるペナルティ要因から考えると、「適切なキーワードの量」が浮かび上がってきます。

ページ内のどこにでもキーワードを大量に散らばすよりも、以下の3つの場所にキーワードを配置することで、ペナルティになることなくSEO対策を実施できるでしょう。

  • タイトル
  • <h1></h1>
  • メタディスクリプション

上記の3か所に、1つずつでも、できるだけ文章の前方に配置することで、「量より質」を叶えることができます。そのページを訪れようと思った人は、タイトルとメタディスクリプションでキーワードを発見し、サイトを訪れます。さらに大見出しを見て、記事の読了率もアップさせることができるでしょう。肝心の記事本体には、記事のクオリティを重視して、必要な数のキーワードだけを入れ込むことで、結果的にユーザーエクスペリエンスを向上させることができます。高いユーザーエクスペリエンスを実現できたページは、必然的に検索件数もアップするため、SEO対策を強化できるのです。

まとめ

ここ数年、ソーシャルメディアを自社のマーケティングに活用しようとする人・企業が増えています。検索エンジンの活用以上に、友人・知人のソーシャルシグナルが購買行動に大きな影響を及ぼすと考えられてきているのです。

しかし、ソーシャルメディアに疎い世代も巻き込むためには、まだまだSEO対策が必要です。検索エンジンからサイト訪問者を増やしていくためにも、検索ワードに適合した充実したコンテンツの制作を実現しましょう。

ふむふむな内容だな

この記事を描いたひと

untenna編集部

企業のWeb担当者と制作会社の想いをつなげるメディア「untenna」の編集部。

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