異業種からWeb業界へ転職、ユニオンネット入社までのキャリアについて

2022.10.14 入社エントリ
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初めまして、カスタマーサポートの藤川と申します。

御縁があって、7月からユニオンネットの一員として働いています。入社して3ヶ月が経過したタイミングで、これまでの振り返りも含めてエントリを書かせていただくことになりました。

このエントリでは

  • 異業種からWeb業界に挑戦しようと思っている人へ向けて
  • 中途入社だからこそ分かる、ユニオンネットってこんな会社だよ

のテーマで書くことが出来ればいいなと思います。

身の上話が大半になるので、興味ない方は後半の「ユニオンネットとの出会い」まで飛ばして読んでください。この駄文が、Web業界に足を踏み入れる人・ユニオンネットへの入社を考えている人の参考になれば嬉しいです!

簡単に自己紹介

現在34歳。京都市在住。結婚して1児の娘がいます。娘を溺愛しています。

休みの日になれば子どもと公園に行ったり、たまにご飯作ったり、ランニングをして汗を流しています。趣味はマラソン、任侠映画を観ること、サカナクションのライブに行くこと。今後はキャンプや釣りなど、アウトドアにも挑戦したいなと思っています!

新卒で入社したホテルでの11年間

なぜホテルで働こうと思ったのか?

専門学校を卒業後、新卒でホテルに入社しました。

業界では割と大手のリゾートホテルです。なんでホテルで働こうと思ったの?と聞かれたら、とても答えに困ります。

特別な思いや憧れがあった訳ではなく、『綺麗な所で働けて、見た目シャンとしててかっこよさそうやん』という安直な理由で決めた覚えがあります。今思えばですが、実家が居酒屋を営んでいた為、楽しそうに働いていた母の姿を見て、何となく接客そのものに興味を持っていたのかもしれません。

『やりたい』というよりも『接客なら自分にも出来るかな』というマインドでした。話すことは苦手ですが、相手の雰囲気を掴んだり、痒いところに手が届く気遣いは、昔から自然と出来ていた気がします。(気がしているだけ)

面白さと辛さが行ったり来たり

入社してからは宿泊部門への配属となり、ホテル内の仕事は一通り経験させてもらいました。月並みな理由ですが、お客さまに喜んでもらえた時はダイレクトにリアクションがもらえるので、お礼を言われたらとても嬉しかったですし、その逆も然りで、直接お叱りを受けることも沢山ありました。

役職がついてからは、ルームコントロールや夜間責任者のような胃のキリキリする仕事も任され、問題なく1日が終わると、とてもホッとしたことを思い出します。

ライフスタイルの変化、退職の決断

ありがたいことに、29歳の時に結婚することが出来ました。

ちょうど仕事も板についてきた頃で、部下が出来たり、上司の計らいで海外研修にも行かせてもらったりと、この頃は仕事もプライベートも順調に進んでいる感覚でした。何となく入社した会社でしたが、気づけば10年以上経過し、このまま定年まで働くのかなー?なんて、漠然ながら考えていました。そんな最中、31歳の頃に上司との面談がありました。

内容は転勤について。

『今すぐじゃないけど、そろそろだと思っておいてね。』というお話でした。全国に事業所がある会社の宿命ですね。

転勤か・・

独身の時は何にも考えてなかったので、全国どこでも行きますよー!という気概でした。でも現在は結婚して奥さんもいます。奥さんもバリバリ仕事をしていたし、転勤となると仕事を辞めてもらわないといけません。もし単身赴任を選択しても二重生活になって金銭的負担は増えるし、何より子どもが出来たら子育ての負担を奥さん一人に任せることになります。

あ、これ今は転居を伴う転勤は無理かも・・

「退職」という選択肢が急に目の前に迫ってきました。何も考えずにのうのうと生きてきたツケが廻ってきた感じでした。

32歳でWeb業界へ

エンジニアという職が目に留まる

自分のキャリアについて改めて考えてみました。

退職してまた違うホテルに再就職することは、恐らく容易でした。住んでいる京都は観光都市ですし、需要もたくさんあっただろうと思います。ですが、一旦選択肢には入れないことにしました。

新しいことを始めるのなら、今が最後のいいタイミングかも?と。

何かに挑戦したい気持ちが沸々と湧いてきました。そんな中、情報収集していると「エンジニア」という職種に目が留まりました。当時はプログラミングが小学校で必修科目になることがニュースになったり、Twitterでは「稼げる」「勉強すれば誰でもなれる」「学歴は関係ない」などの言葉が駆け巡っている時代でした。

エンジニアスクールも次々と出来ていて、調べれば調べるほど、勢いのある業界なんだなと感じました。悪い言い方をすると、駆け出しエンジニアが一種の流行りになっていました。

幸いフロントエンドエンジニアの友人がいたので、色々と話も聞くことが出来て、何よりも友人の作ったサイトが格好良くって、聞けば聞くほどにこんなの作ってみたい!これは今挑戦しないと後悔するかもしれない!と思うまでになりました。

ホテルがレガシーな環境だったので、いわゆるモダンな環境にも憧れがあり、「PC一台あれば仕事出来て、私服で、リモートで、自宅でも働けて、シュッとしてるし、何かええやん。」というこれまた安直な理由で、自分の進む道を決めたのでした笑

退職・妊娠・勉強

次の職が決まってから退職するのが良いとは思いましたが、一定の勉強時間が必要だと思い、辞めてから勉強しつつ、再就職を目指すことにしました。上司にも意向を伝え、円満退職。皆が応援してくれたのは嬉しかったです。たくさんの素晴らしい経験をさせてもらえたホテルには、本当に感謝しています。

そしてとうとう、無職となりました。

そんなタイミングで、念願だった子どもを授かります。とても嬉しい出来事でした。と同時に強烈な焦りも出てきました。

もうすぐ子どもが生まれるのにお父さんは無職。

それは避けたいことでした。人生の転機は、一気に訪れるのかもしれません。奥さんには、とりあえず半年間だけ頑張らせて欲しいと伝えました。それでエンジニアとして再就職が出来なければ、働けるところで働こう!奥さんと子ども食わせるための仕事ならいくらでもあるよ!と自分に言い聞かせていました。(理解してくれた奥さんにも感謝です)

退職金でMacBookProを買い、プログラミングの勉強を初めました。プログラミングスクールへ入学も検討しましたが、費用面を鑑みて独学で学ぶことに決めました。出来るだけ出費を抑えたかったのと、『学校に入っても学校以外の自習は必須』ということが分かり、それなら初めから自習した方がええやん!という理由からです。

お決まりのProgate・ドットインストールから初めていきました。後は書籍を購入して、コードを模写しながらWebサイトを構築してみたり、MENTAというサービスを利用し現役エンジニアさんにレビューしてもらいました。成長スピードは亀の歩みでした。

先は長い、深い、言葉にならないくらいの不安に苛まれながらも、それと同時に知らないことを知る喜びも味わったように思います。

Web会社に転職成功・働ける事に

自分の予定では半年ほど勉強すれば、ある程度自分でアプリケーションくらい作れるようになってるやろ〜と思っていましたが、実際はひどいものでした。

当時のスキル感は、かろうじて静的サイトをカンプから組むことが出来て(CSS設計もまるでなし)JSで多少のアニメーションが実装できるかな?という感じ。それに加えてGitとPHPの基礎が少しわかるレベルでした。

これは、現場に入って揉まれた方がいいのでは・・現場に入ってからじゃないと分からないことも多いのでは・・

そう思い、ポートフォリオもそこそこに、並行しながら企業にエントリーしていく事にしました。もちろんそんな状態ですから、上手くいくはずもありません。書類選考で落ちることがほとんどでした。

焦ると自分のやるべきことや本当の目的を見失いがちになりますが、当時の私はまさにそんな感じでした。それでもなんとか一社だけ内定を貰うことが出来て、コーダーとしてそちらにお世話になることが決まりました。

切羽詰まりながらも、異業種からWeb業界へ潜り込めることが出来た瞬間です。そしてほぼ同時に、子供も生まれました!全部が子供中心の生活に変わります。子育てって(めっちゃ楽しいけど)体力勝負なんだなって実感しました

無事に転職先も決まって、子供も生まれてくれて、人生もう一回これから頑張るぞー!という気概に溢れていました。

思い描いた理想、突きつけられた現実

入社してからは、Web業界独特の風潮?にびっくりしました。

チャットで会話したり、イヤフォンで音楽聴きながら仕事してたり。ホテルでそんなことやってたら多分クビになっちゃいます笑 今では普通ですが、当時はビックリしたことを覚えています。

仕事では主にWebサイトの更新や既存ページの修正などの作業から始まり、慣れてきたら新規のサイト制作等も任せてもらえるようになりました。加えてお客様とのやり取りや仕事の割り振りなど、ディレクションに近い部分まで対応をして、忙しい日々が続いていきました。日が変わってから帰宅することもしばしばでした。

段々、自分が思い描いていたイメージとは違うな、という違和感が出てきました。それがどんどん大きくなり、また知らず知らずの内に身体に不調が出てしまいました。

自分が思っているよりもギリギリだったのかもしれません。

給与面での先が見えてしまったこともあり、2年ほどで退職したい意向を伝えました。でも、未経験でも雇っていただいたことにはすごく感謝しています。

ユニオンネットとの出会い

これからどうしよっかな・・

この頃は結構凹んでいました。

自分のわがままで挑戦したいと言って転職したのに、わずか2年で退職。家族への後ろめたさも大きかったです。大きな間違いを犯してしまったのかも・・と考える日が続きました。働きながら人生2度目の転職活動を行いますが、いくつか面接に進むも自分の希望する条件に沿わなかったり、スキル面で折り合いがつかなかったり(自分のせい)で、中々いい結果は出ませんでした。

今回の転職活動ではダラダラと出来ないので、ある程度で区切りをつけて、Web業界を諦めることも視野に入れていました。というか、半分諦めていました。そんな中、たまたま見た求人でユニオンネットを発見します。

ダメもとで応募

ユニオンネットは以前から知っていました。

Webギャラリーにもよく出ていましたし、柔らかい雰囲気のサイトを作られている会社だなーというイメージでした。僕にとっては雲の上・憧れの会社でした。募集職種はカスタマーサポート、自身の経験も活かせそうなポジションでした。

まぁ、どうせ落ちるやろ!という気持ちで、気軽にエントリーしました。高校生が記念受験で東大を受けるような感覚です。すると意外にも面接の場を設けていただけることに。こんなこともあるんだなーと思いながら日程を調整していただくことになりました。

面接する前にホームページを調べると、

「このサイトもユニオンネットが作ってるんだ!」「うわー、このサイトアニメーションかっこいいな。」「デザインかわいいなー。」と、ファンみたいな心境になっていきました。

丸山さんのTwitterも拝見したりして、文面の雰囲気からこんなお人柄なのかなーと想像したりしていました。(だいたい合ってた)

オンライン面接

面接はZoomで行いました。

丸山さんが画面で確認出来た時は、有名人に出会えたみたいな感覚でした。緊張しいなので、面接が始まる前は動悸が早かったですが、丸山さんの穏やかな口調と画面から滲み出る優しさオーラで、段々と緊張もほぐれていきました。

一方的に質問されるような面接ではなく、ユニオンネットの会社案内と、現在の会社の状況、募集職種の説明も時間をかけてしっかりして下さいました。こちらからの質問にも懇切丁寧に答えていただいて、最後は面接というより、談笑していました。面接で楽しいと思えたのは初めてでした。

数日後、改めて次の選考に進んでほしいと連絡をいただきました。とても嬉しかったです。『Web業界で働きたい』というよりは、『ユニオンネットで働きたい』という気持ちになっていきました。

初めてのオフィス訪問と二次面接、そして内定

二次面接のタイミングで、初めてオフィスにお邪魔しました。

オフィスがすごくいいんです!窓が大きいから自然光が入るし、大阪の真ん中なのに目の前には緑と川が流れていて、こんな所で働けたら気持ちいいだろうなーという感じでした。

面接は、実際の配属先予定の方々とのお話の場を設けていただきました。面接というよりは、現場の方とお話をして、入社後とのギャップを出来るだけ少なくするために、なんでも質問OKの場を設けてくださったような面接でした。

丁寧に答えてくれたので、より具体的に仕事のイメージが出来ました。いい面だけではなく、課題や問題点も詳らかに説明してくださったので、逆に信頼感が増しました。誠実だなと思いました。

無事面談が終わって、オフィスを後にしました。電車で天満橋から京都に帰っていたら、携帯が鳴りました。ユニオンネットからの内定通知でした。

内定はや!!

ってか内定もらえた!!ええーー!!マジでーやったー!!って感じでした。電車ではニヤニヤしていたと思います。

家に帰って内定受諾の連絡と、奥さんと子どもに報告。滅多に空けないとっておきのウイスキーを空けてお祝いをしたのでした。

エントリーから内定までは、約1ヶ月ほどでした。タイミングが良かったんだろうなと思います。晴れてユニオンネットで働けることが決まりました。

未経験からWeb業界を目指す方へ

上記のような流れで、私は現在ユニオンネットで試行錯誤しながら働いています。これからWeb業界で働きたいと思っている人に向けて、僭越ながら私が感じていることを書こうと思います。

入るのも大変だけど、入ってからも勉強の日々が待っている

Web業界に限らず何でもそうですが、新しいことを始めるには、馬力と継続力が必要だと思います。その中でもWeb業界は特に、継続力が必要なのではないかなと思っています。

移り変わりが激しいのがこの業界の特徴です。昔から使われていた技術が、今は廃れて新しい技術に刷新されるということは日常茶飯事です。その度に新しい技術について情報を集めて、勉強して、使えるようにならなければ、すぐに取り残されてしまいます。

この業界で働き続けるということは、ずっとその状態が続いていくことになります。それが楽しいと思える人は、いいお仕事だと思います!入るのも大変ですが、入ってからの方が数倍大変だと思います。それは念頭に置かれた方が良いと思います。

キラキラしているけど、キラキラしていない所もある

Web企業のイメージって、一般的な企業に勤めている方からしたら、すごくキラキラして見えませんか?笑

私服で、リモートワークも出来て、オフィスもお洒落でPCはMacで・・

間違いではないですし、ユニオンネットも上記のイメージで概ね間違いありません。ただそれは表面の部分というか、実際は結構泥臭い所もあるんじゃないかな、と感じています。

ディレクターは日程の調整やお客様への連絡相談に翻弄されているし、デザイナーは迫ってくる納期に対してデザイン案が出なくて途方に暮れることもあるだろうし、エンジニアはエラーとの戦いや常に最新の技術を追い求めないといけなかったり、、いい環境で働きたいというモチベーションも大事ですが、一度立ち止まって業務内容が自分のやりたい事と本当にマッチしているか考えることも、大事ではないかなと思います。

私はろくに考えもせずこの道を選んで、大変さを日々痛感している所です。(あ、楽しいですよ)

入社後、中から見たユニオンネット

入社してから3ヶ月が経過しました。日々楽しく仕事をしています。中から見たユニオンネットのことを書いてみようと思います。

ユニオンネットのいいなと思うところ

  • 福利厚生
  • いいスパイラルが回っている
  • 振り返りが出来る。フィードバックがある。

福利厚生

福利厚生の部分は、山﨑さんが詳しく書いていらっしゃるのでそちらをご参照ください!私も参考書を会社の経費で購入させていただきました。ありがたいです。

いいスパイラルが回っている

よく社内で勉強会が開催されています。出席率がすごいです!

みな前向きで貪欲なので、私も感化されて自分も頑張ろう!とモチベーションが上がります。自分の知識も深まりますし、他の方がどんなお仕事しているのかなっていうのもわかります。

自分の仕事に活かせることも多いので、仕事の効率化が図れたり質が上がったりして、その結果お客様満足に繋がることが多いです。いい循環で社内が回っているなと感じます。

振り返りが出来る。フィードバックがある。

月に1度、1on1で上司とのフィードバック面談があります。1ヶ月でどんな成長が出来たのかを振り返り、自分で設定した目標に対しての現在地を明確にするような面談です。

『藤川くんがこうなりたいなら、こうやってみようか。』と上司が伴走してくれる感じ?でしょうか。振り返りの時間ってすごく大事なんだなと思いました。

振り返って自分の現在地が知れると、ぼんやりしている自分の方向性が徐々にクッキリしてくるような気がします。他にもいいところ沢山あります!詳しいお話は、是非エントリーして聞きに来て欲しいです!ユニオンネット、とっても懐が深いですよ。

これから

現在はカスタマーサポートで幅広く業務をしています。コードも書くし、バナーも作るし、色んなことをさせてもらえるのは、自分の引き出しが増えていく感じで楽しいです。

働いているうちに、基礎的な知識が足りていないなと思うことが多いので、現在は基本情報技術者試験に合格するべく勉強をしています。(受験料も会社が負担してくれるのがありがたいです)

今後は、会社として私に期待してくれている事と、自分がやりたい事を上手く融合出来ればいいなと思っています。この業界はどこまで行ってもスキルありきなので、怠けず爪は研いでおこうと思います。

最後に

お目通しいただきありがとうございました。なぜ転職しようかと思ったのかという所から書きたかったので、無駄に長いエントリになってしまいました。

ほんの少しでも誰かの参考になれば嬉しいです!

最後に振り返りの機会をくれた丸山さんに感謝です。ありがとうございました!(自分の人生の何と浅はかなことか)

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この記事を描いたひと

untenna編集部

企業のWeb担当者と制作会社の想いをつなげるメディア「untenna」の編集部。

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