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【2018年】Dropbox、OneDrive、Box、オンラインストレージ機能・サービス比較

2018.03.14 ITトレンド
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皆さんの会社では「オンラインストレージ」をどのくらい活用していますか?ひと昔前までは「仕事で使うデータをオンラインへ保存するなんて、セキュリティ上とんでもない!」という風潮がありましたが、今では規模の大小を問わず様々な企業で、オンラインストレージが使われるようになってきました。

オンラインストレージの特徴として

  • データを同期して、使っているデバイスを問わずに同じデータを利用できる
  • URLを送るだけで、社内外を問わずデータの共有がしやすい
  • ローカルのデータを、オンライン上にバックアップできる ※サービスによる

といったものがあります。問題点として挙げられやすいセキュリティに関しては、

  • 自社でサーバーを運用する場合と比べて、管理コストが掛からない
  • データを国内外、複数のデータセンターで管理しているので、台風や地震などの自然災害に強い
  • 常に最新のセキュリティ環境を利用できる

といったメリットもあります。

特に中小企業の場合、自社で管理者を雇いサーバーを管理するコストと、物理的な安全性へのリスクを考えると、むしろ「オンラインストレージの方が確実で安全」と言えるのではないでしょうか。今回は、特に中小企業がオンラインストレージの導入を検討する際に押さえておきたい、代表的なオンラインストレージサービス5種の特徴をご紹介します。

※プラン等は、記事執筆時点のものです。
※価格の表記は、各サービスのWebサイトでの表記に準じています。

Dropbox

Dropbox
プラン名保存可能容量料金
Dropbox Basic2GB無料
Dropbox Plus1TB1,000円/月
Dropbox Professional1TB2,000円/月
Dropbox Business Standard2TB1,250円/月・ユーザー
Dropbox Business Advanced無制限2,000円/月・ユーザー
Dropbox Enterprise無制限要お問い合わせ

オンラインストレージの代表格といえば「Dropbox」です。PCにインストールすると専用のフォルダが作られ、そのフォルダに保存したデータが自動的にオンラインにも保存されるという、シンプルな構造。ふだん使っているフォルダとまったく同じ感覚で使うことができるため、ITリテラシを問わず誰でも使いやすくなっています。

以前は個人向けのサービスとしての印象が強かったDropboxですが、近年はビジネス向けにも力を入れています。ビジネス版の「Dropbox Business」では、ユーザーの権限管理やアクセス制限、データの遠隔削除などをダッシュボードから簡単に使うことができます。

Dropbox
https://www.dropbox.com

OneDrive

OneDrive
プラン名保存可能容量料金
OneDrive5GB無料
OneDrive 50GB50GB249円/月
Office365 Solo1TB12,744円/年・ユーザー
OneDrive for Business プラン11TB6,480円/年・ユーザー
OneDrive for Business プラン2無制限13,080円/年・ユーザー
Office365 Business Premium1TB16,320円/年・ユーザー

OneDriveは、Microsoft Office製品と統合されたオンラインストレージです。Officeソフト(Word、Excel、PowerPointなど)のデータを保存するとき、保存先としてOneDriveを直接指定することができます。仕事で使う頻度の高いOfficeソフトのデータを、特別な操作をせずに誰でも手軽にオンラインへ保存できるのは便利です。

料金プランは、 OneDrive単体のものと、Office365に組み込まれる形のものとに別れています。Office365で使う場合は1TBまで保存ができ、料金には他のOffice製品の使用料が含まれます。

OneDrive
https://onedrive.live.com/about/ja-jp/

Googleドライブ

GoogleDrive
プラン名保存可能容量料金
Googleドライブ15GB
100GB
1TB
10TB
無料
250円/月
1,300円/月
13,000円/月
G Suite Basic30GB600円/月・ユーザー
G Suite Business無制限 1,200円/月・ユーザー
G Suite Enterprise無制限 3,000円/月・ユーザー

★ ・・・ 5ユーザー未満の場合は1TB/ユーザー
Googleドライブは、Googleアカウントを持っていれば誰でも使うことができるオンラインストレージです。 無料プランでも15GBという大容量を保存できますが、Googleが提供する各種サービスの保存先としても使われるので、単体のオンラインストレージというよりも「Googleのサービスの保存先」としての意味合いが強いでしょう。

Googleドライブを保存先として利用するサービスは、

  • 拡張性が高くプライベートからビジネスまで使いやすい「Gmail」
  • 共同編集がしやすく、Microsoft Officeとも互換性のある「Googleドキュメント・スプレッドシート・スライド」
  • 写真に写っている画像を解析して、人物や風景を検索することができる「Googleフォト」
  • 誰でも簡単にWebフォームやWebアンケートが作れる「Googleフォーム」

などがあります。

いずれのサービスも非常に使い勝手が良く、スモールビジネスの場合は「取りあえず社員の人数分、G suiteを契約」しておけば、業務で必要なツールを低コストでほとんどカバーできるでしょう。

Googleドライブ
https://www.google.com/intl/ja_ALL/drive/

SugarSync

Sugarsync
プラン保存可能容量料金
Sugarsync100GB
250GB
500GB
1TB

 

カスタム

750円/月
1,000円/月
1,900円/月
55$/月・1-3ユーザー
68$/月・4ユーザー
81$/月・5ユーザー
94$/月・6ユーザー
107$/月・7ユーザー
120$/月・8ユーザー
133ドル/月・9ユーザー
要問合せ/10ユーザー以上

SugarSyncは2008年にスタートしたサービスで、オンラインストレージの草分けとも言えるサービスです。最大の特徴は「ローカルのフォルダ構造を、そのままオンラインにバックアップできること」。専用のツールをインストールしフォルダを選択すると、バックグラウンドで自動的にオンラインへ同期してくれます。

他のオンラインストレージサービスよりも「バックアップ」の側面を強調したサービスとなっています。

SugarSync
https://www.sugarsync.jp/

Box

box
プラン名保存可能容量料金
個人ユーザー10GB無料
Personal Pro100GB1,200円/月
Starter100GB550円/月・ユーザー
Business無制限1,800円/月・ユーザー
Enterprise無制限要問合せ

boxは、個人向けとしてはあまり有名ではありませんが、企業向けとしてはトヨタ、GE、P&Gなどグローバルな大企業にも採用されているオンラインストレージです。大企業が採用していることからも分かるとおり、最大の特徴は「セキュリティ」にあります。

「誰が、どのフォルダに対して、どんな操作をして良いのか」という権限を細かく設定することができ、その履歴をすべて管理することができます。また、セキュリティの国際規格に準拠しているため、秘匿性の高いデータを扱いつつオンラインストレージの利便性も活用したい場合には、最大の候補となるでしょう。

box
https://www.box.com/

まとめ

いまでは国内外、さまざまなオンラインストレージサービスがあり、無料で使えるものも多くあります。しかしセキュリティのことを考えると、社員にいろいろなサービスを好き勝手に使わせるよりは、料金を払って特定のサービスを使うようにルールを定めることが大切ではないでしょうか。

特に中小企業が大企業と取引する場合は、ビジネス版のサービスを使っていると企業としての信頼性も上がります。今回の記事を参考に、ぜひ検討してみてください。

この記事を描いたひと

untenna編集部

企業のWeb担当者と制作会社の想いをつなげるメディア「untenna」の編集部。

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