スマートスピーカー比較|Google Home、Amazon Echo、マストバイはどれ?
SF映画のような時代がやってくる?
「コンピューター、記録を取ってくれ」艦長は語り始め、宇宙航海日誌が記録された…
SF映画のワンシーンが、私たちの仕事で実現するのも、もう間もなくかも知れません。話しかけるだけで買い物ができたり、音楽を聴けたり、天気を教えてくれたり…そんな未来の世界のようなことが実現できる「スマートスピーカー(AIスピーカー)」が、日本にも本格的に上陸して大きな話題を呼んでいます。
仕事の効率化にはつながるの?
スピーカーによって微妙にできることは違いますが、基本的な部分は共通しています。
例えば
- 音楽を再生する
- 天気を調べる
- アラームを鳴らす
- インターネットでキーワードを調べる
…といったものは、どのスピーカーでも行うことができます。
これらに、スピーカーごと独自の機能が付け加わってきます。
「効率化」という視点で見ると、オフィスで使うシーンはまだまだイメージが湧かないかも知れませんが、自宅=プライベートでは便利な機能もどんどん増えています。日常を便利に、時間を効率的に使うためにどんな機能があるのか、代表的な4つのスマートスピーカーを見ていきましょう。
Google Home
Google Homeは、「OK、Google」でおなじみの音声認識機能を搭載しています。スマートフォンでも同じかけ声で音声検索することができるので、馴染みのある方も多いのではないでしょうか。
Googleカレンダーとの連携が可能で、例えば「今日の予定は?」と話しかけると、Googleカレンダーに登録されている予定を教えてくれたり、「リマインダー」と話しかけると、予定日時に通知してくれるリマインダーを追加することができます。
また「IFTTT」というWebサービスと接続することでGoogle以外のアプリと連携することができ、スピーカーに話しかけた内容を「Twitterに投稿する」「Evernoteにメモする」ということも可能です。
Amazon Echo
Amazonのショッピングサービスと連携しており、有料会員(Amazonプライム会員)であれば、過去に買ったことのある商品を声だけで注文することができます。洗剤やシャンプーなどの生活雑貨は特定の商品をリピート買いすることも多いので、なくなりそうな時に声でサッと注文できるのは便利。
また「Alexa Skills」という拡張機能がすでに300以上用意されていて、スマートフォンのアプリのように、機能を追加していくことができます。例えば、銀行と連携するSkillを使えば、声で残高照会ができたり、トレーニングアプリと連携すれば、筋トレの回数設定を声だけで行ったりということも可能です。
Clova Wave
LINE社が提供するスピーカーで、メッセージアプリのLINEとの連携はさすがのひと言。LINEへ届いたメッセージを読み上げるだけでなく、「パパへLINE送って→早く帰ってきてね」のように話しかければ、特定の相手にメッセージの送信までできます。
家族や友人、仕事関係でLINEを使っている、という人も多いと思うので、完全ハンズフリーでメッセージがやり取りできるのは、非常に便利です。
また、他のスピーカーとは違って「バッテリーを内蔵」しており、好きなところに持ち運んで手軽に使えるのが特徴です。
Apple HomePod ※日本未発売
日本では未発売、本国アメリカでも発売が延期になってしまい、他社より遅れて2018年に満を持して登場となるApple HomePod。前評判では、そのデザインとスピーカーの音質、そしてマイクの聞き取り性能は「さすがApple」という性能のようです。
iPhone/iPad、Mac、Apple Watch、Apple TV…と、高品質な独自の製品群を持つAppleなので、それらがどのように連携して新しい世界を見せてくれるのか、楽しみではありますね。
まとめ
まだ一部の「新しいもの好き」の人のためのもの、というイメージのスマートスピーカー(AIスピーカー)ですが、音声だけで操作ができるというのは、実は思った以上に便利。スマートスピーカーを使えば、日常のちょっとしたことが、効率化できます。
SFのような世界が実現するのはもう少し先になりそうですが、ソフトウェアのアップデートもどんどん行われているようなので、 未来を楽しみに待ちましょう。
この記事を描いたひと
企業のWeb担当者と制作会社の想いをつなげるメディア「untenna」の編集部。