Google翻訳がレベルアップ!ニューラルネットワークが適用され、自然な文章に
英語はこれからの時代必要!と言われてきましたが、一方ではテクノロジーの進化により必要無くなるとも言われ、その意見は二極化しています。しかし先日11月15日、Googleより新しい翻訳システム導入の発表があり、バイリンガル不要派の追い風となるかもしれないと話題になりました。これまで誤訳がネタにされ続けてきたGoogle翻訳。完全とは言わないまでも、今回の仕様変更により翻訳精度は大幅に向上されました。
(参照:Google Research Blog)
そもそも何がどう変わったのかというと、これまで単語毎で訳されることが多かったものが、語の前後をデータから関連性で選別し読み取る仕様になったということ。先行して「中国語」から「英語」への翻訳は行われていたそうで、今回待望の日本語に至りました。
これまでのGoogle翻訳誤訳
実際にどう変更があったかというと・・・
- 涙を禁じえない → The Kinjienai tears.
- 事なきを得た → I get Kotonaki.
- 姉貴 → AneTakashi
- 存じ上げません → Zonjiage not
- たけちゃん → Bamboo chan
Zonjiage not、なんとも秀逸w
今回の仕様変更後
- 涙を禁じえない → I can not forbid the tears.
- 事なきを得た → I got a chance.
- 姉貴 → sister
- 存じ上げません → I do not know.
- たけちゃん → Take chan
これまでのネタになる翻訳ではなく、確実に使える翻訳になっています。
実際の利用者からも驚きの声
確実に実用レベルで使えるものになっています。
一方、こういった声も・・・
ツール便りになり、注意力や責任力の欠如を懸念する声も上がっています。
まとめ
企業では資料作成やビジネスシーンにおいて英語の活用は年々増加しているかと思います。その中で翻訳ツールを使うも正解かどうか分からない、というケースはよく聞く話です。
今回の仕様変更は企業にとって文章確認の工数削減や記事の翻訳化の手助けになるかもしれませんね。APIもGoogle Cloud Platformに公開されているそうなので興味のある方はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
そういえば翻訳ツールといえばRingで一大ムーブメントを巻き起こしたLogbarさんが、現在翻訳のウェアラブルデバイスili(イリー)をリリースしていますね。
この記事を描いたひと
企業のWeb担当者と制作会社の想いをつなげるメディア「untenna」の編集部。