アクセス解析を始める前に、まず覚えておく10個のIT用語【用語集保存版】
「アクセス解析」に関する用語は、Googleアナリティクスに用いるものだけではなく、マーケティング用語として広く利用されています。制作会社・SEO業者・広告代理店との連携をスムーズに行うためにも、こういった用語はビジネス用語としても必要不可欠な存在になりつつあります。
本記事では、アクセス解析を始める前段階として必要な「重要用語」として基礎ワードを厳選しました。紹介する用語はあくまで解析においての表現語句のため、言葉の本質を理解しながら読み進めていきましょう。
アクセス解析に必要な10個のIT用語
ページビュー(PV)
Page View(ページビュー)の略称で、ページが閲覧された回数を表します。
セッション数と合わせて使用され「1セッションあたり何ページビューあったのか?」を確認します。ページビューを把握することで、どういった導線で、どのページにアクセスが集まっているのかを判別することができます。
ランディングページ(Landing Page)
読んで字のごとく「着地ページ」。サイト訪問時に初めに着地し読まれたページのことを表します。
またアクセス解析での表現とは別に「問い合わせや資料請求を促す1ページ完結型のページ」のこともランディングページと言います。
セッション(Session)
サイトに訪れた回数を言い、別名「訪問数」「アクセス数」とも言います。サイトを閲覧し、回遊した後にサイトを離れることを指します。
Googleアナリティクスではサイトを離れた時点でセッションが切れますが、例外として「30分以上行動がないユーザー」「日付が変わるタイミング」「違う検索ワードでの再訪問」もセッションがカウントされるタイミングとなります。
ユニークユーザー(UU)
純粋な訪問者数を把握するのに用いられる指標。
一定期間に同一ユーザーが何度サイトに訪れようとユーザー数は1カウントとなります。ただし、ブラウザ(Cookie)基準の指標になるため、デスクトップ・スマホなど別端末の場合はカウントされてしまいます。
直帰
サイトに訪れたユーザーが、どのページも閲覧せずに、サイトを離れた場合のことを表します。その直帰をページのアクセス総数から算出したものを「直帰率」と言います。
離脱
2ページ以上閲覧した後に、サイトを離れた場合のことを表します。その離脱をページのアクセス総数から算出したものを「離脱率」と言います。
直帰・離脱の違い
サイト訪問後、すぐサイトを離れるのが「直帰」、2ページ以上閲覧の後にサイトを離れるのが「離脱」。サービスページや実績ページにて離脱が多い場合、そのページに何か原因があることが分析できます。
コンバージョン(CV)
商品購入・資料請求・会員登録・予約・お問い合わせなど、WEBサイトの最終目的のことを言います。
シーブイアール(CVR)
アクセスに対して、どういった割合でコンバージョンしているかを表す確率のこと。
この数値が高いほど「少ないアクセスで多くの成果が上がっている」ことの証明につながります。
コンバージョンの仕組み
例えば訪問者100名に対して、目的のページへ70名遷移したとします。その中から30名が最終のアクション(商品購入・会員登録・お問い合わせなど)を行った場合、コンバージョン率は「30%」となります。
インプレッション(Impression)
広告を行った際に、ページにその広告が表示された回数になります。
ただし、広告を表示するためにサーバーから呼び出しされた時点でカウントされるため、実際に広告表示前にページを離れた場合でもカウントされていることになります。
シーティアール(CTR)
クリックスルーレイト(Click Through Rate)の略称。
「表示数に対してのクリックされる確率」を意味し、インプレッションに対してどの程度クリックされたのか、WEBサイトのリンクバナーのクリック率は?などの使われ方をします。
まとめ
今回はあくまで基礎用語として10個の説明を行いました。「理解していたつもりだけど、意外にニュアンスが違った」なんてことはありませんでしたか?
分からないことは決して恥ずかしいことではなく、これらの用語はあくまで表現語句なため本質を理解していれば問題ありません。しかし、アクセス解析はWEB戦略においてPDCAの指標ともなる施策のひとつです。
言葉ひとつで円滑に戦略を練れることもあるので、頑張って覚えていきましょう。
この記事を描いたひと
企業のWeb担当者と制作会社の想いをつなげるメディア「untenna」の編集部。