Web制作会社のプロも愛用!無料で使えるSEOツール30選【目的別】
WEBサイトの集客数をアップさせるために必須のSEO対策ですが、確認すべき指標が多く、分析するには時間がかかってしまうことにお悩みのWEB担当者も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、WEB制作会社のプロも愛用しているSEOツールの中から、無料で使えるものを厳選して30個ご紹介します。使いやすいツールを見つけて、分析業務の効率化に役立てていただけると幸いです。
キーワード調査ツール
SEO対策で最も重要になるキーワード対策。どのようなキーワードが、どのようなボリュームで検索されているのかをチェックできる無料ツールです。
GoogleAdwords キーワードプランナー
GoogleAdwords キーワードプランナー
https://adwords.google.co.jp/KeywordPlanner
キーワード調査ツールの定番である、キーワードプランナー。GoogleAdwordsで広告を出稿していれば、無料で利用することができます。調べたいキーワードの検索ボリュームやデバイス別の割合、自社業界に関連するキーワードなどを簡単に調べることができます。もちろん、リスティング広告でのキーワード選定にも利用できるので、サイト集客数を最大化するために活用していきましょう。
Yahoo!キーワードアドバイスツール
Yahoo!キーワードアドバイスツール
https://promotionalads.business.yahoo.co.jp/Advertiser/Tools/KeywordAdviceTool
Yahoo!プロモーション広告のアカウントを持っていると利用できるのが、Yahoo!キーワードアドバイスツールです。キーワードの月間検索数や競合性など、Yahoo!で検索されたキーワードをチェックすることができます。属性別検索割合では、ユーザーの性別や年齢、地域、曜日なども確認できるので、ユーザー調査としても役立ちます。Yahoo!からの流入が多いサイトは、こちらのツールでも分析すべきでしょう。
Googleトレンド
Googleトレンド
https://www.google.co.jp/trends/
Googleトレンドは、Googleが提供する登録不要かつ無料で使えるキーワード調査ツールです。人気が上昇している注目のキーワードや、特定のキーワードの検索回数推移をグラフでチェックすることが可能です。特定のキーワードを検索したユーザーが、同じく検索している他の人気キーワードもチェックできるので、SEOで幅広くおさえておきたいキーワードを発見することができます。
グーグルサジェスト キーワード一括DL ツール
グーグルサジェスト キーワード一括DL ツール
http://www.gskw.net/
調べたいキーワードのサジェスト(検索キーワード候補)を、一覧で確認することができるツールです。調べたデータはcsvでダウンロードすることもできるので、データをストックして長期的に分析することも可能。探したい情報を提案してくれるサジェスト機能は。ユーザーにとっても利便性が高くよく使われる機能なので、SEO対策すべき狙い目のキーワードが発見できるはずです。
goodkeyword
goodkeyword
https://goodkeyword.net/
Google、Yahoo!、Bingでのサジェストキーワードを一覧でチェックできるのが、goodkeywordです。それぞれの検索エンジンごとに、サジェストキーワードを含めた検索結果一覧へ直接リンクされているので、どのようなサイトが上位に表示されているのかが一目瞭然です。また、キーワードの検索ボリュームがグラフで可視化されているので、トレンド状況なども把握することが可能です。
順位計測用ツール
自社のサイトが検索順位でどのくらいの位置にいるかを定点観測するのも、SEO対策では重要になります。無料で手軽に利用できる順位計測ツールを紹介します。
SEOチェキ!
SEOチェキ!
http://seocheki.net/
検索順位を調べたいURLを入力すると、検索順位やmeta情報、表示速度、インデックス数、被リンク数、SNSでのシェア数など、SEO分析に必要な情報が一通りチェックできます。なお、Yahoo!の順位は10位までしか調査できないので注意が必要です。手軽にワンクリックで色々な情報をチェックできるので、効率的にSEO分析をこなすことができるでしょう。
GRC
2004年にリリースされた老舗のSEO順位チェックツールです。複数のサイトや検索語に関して、Google、Yahoo!、Bingそれぞれの掲載順位を調査することが可能。定点観測がしやすいグラフ表示にも対応しています。なお、WindowsのPCにダウンロードして利用するソフトウェアで、Macには対応していません。無料版だと3URL・20検索語まで、それ以上の分析をする場合は有料版を購入することになります。
順位チェック ツール
順位チェック ツール
http://www.seotools.jp/
URLと検索キーワードを入力することで、ページ単位のキーワード掲載順位をチェックすることができるツールです。Googleでの検索順位や過去1週間、1か月、3か月でのトラフィックランキングが表示されます。また、無料ツールにも関わらずキーワードを獲得する際のアドバイスまで表示されるので、分析と施策検討の効率化を図れるでしょう。
Gyro-n SEO
Gyro-n SEO
https://www.gyro-n.com/seo/
チェック対象のURLとキーワードを入力すると、毎日検索順位を分析してくれるツールです。自社サイトの状況はもちろんのこと、競合サイトのURLを入力することで、ライバルの掲載順位まで調査することができるので、戦略的なSEO対策を検討することが可能になります。ツール内で検索結果画面のプレビューもチェックできるため、タイトルやディスクリプションの付け方を考える際にも便利です。
キーワード出現率チェックツール
コンテンツ内に含まれるキーワードの割合も、検索上位表示に影響します。SEO対策したいキーワードの出現率をツールでチェックし、コンテンツ内容の改善を図りましょう。
ohotuku.jp
ohotuku.jp
http://ohotuku.jp/keyword_ratio/
コンテンツ内に含まれる特定キーワードの割合を確認できるツールです。SEO対策に有効な出現率の目標に対し、必要なキーワード数も明らかになります。足りなければ追加し、多すぎたら削除するといったように、コンテンツ改善も容易になるでしょう。
キーワード出現頻度解析ツール
キーワード出現頻度解析ツール
https://www.searchengineoptimization.jp/keyword-density-analyzer
ページ内に含まれるキーワードの出現回数や出現頻度をワンクリックで計測できるツールです。過剰に繰り返してしまっているキーワードや、意図せず多用してしまっているキーワードの発見にも役立つでしょう。なお、「https」から始まるURLは認識されないので、入力の際に「http」と変更するようにしましょう。
FC2 キーワード出現率チェッカー
FC2 キーワード出現率チェッカー
https://seo.fc2.com/keywordrate/
ブログで有名なFC2が提供するキーワード出現率チェックツールです。URLを入力すると、そのコンテンツ内に含まれるキーワードの出現回数と出現率、品詞の種類までチェックすることができます。ページ内のほぼすべてのキーワードの出現回数を把握できるので、コンテンツ全体の見直しにも役立つはずです。
内部診断ツール
サイトのmeta情報やドメイン、構造などといった内容も検索順位に影響します。無料で使える内部診断ツールを見ていきましょう。
Google Search Console
Google Search Console
https://www.google.com/webmasters/tools/home?hl=ja
SEO対策の定番ツール、Google Search Console。ページのクリック数やクリック率、掲載順位、クエリ、インデックスされているページ数など、GoogleにWEBサイトがどのように認識されているのかを把握することができるツールです。自社サイトのアクセスにつながっているキーワードを把握して、SEO施策をさらに改善していきましょう。
SEO高屋のSEOチェックツール
SEO高屋のSEOチェックツール
http://seo-takaya.com/
タイトルやディスクリプション、h1タグの情報やドメインの取得年数、キーワード出現率、被リンク数など、WEBサイトの内部構造を一通り網羅した情報をチェックできるツールです。metaタグやh1タグなど、SEOに大きな影響を与えるタグ部分の内容見直しにも役立ちます。
itomakihitode.jp
検索順位やmeta情報といった内部状況、被リンク状況などを確認できるツールが、itomakihitode.jpです。ページランクやキーワード比率、インデックス数などの情報は、競合10サイトの平均と比較されており、グラフで視覚的にチェックできるので便利です。
itomakihitode.jp
http://itomakihitode.jp/
Varvy SEO tool
Varvy SEO toolでは、URLを入力するだけでGoogleのSEOガイドラインに沿っているかをチェックすることが可能です。モバイル最適化状況、SSL通信対応、ページ速度、画像の代替テキスト、サイトマップの状況など、幅広く詳細なSEO分析を行うことができます。担当者に一から確認すると時間がかかってしまう項目でも、ボタン一つで調査できるので使い勝手もよいでしょう。
Varvy SEO tool
https://varvy.com/
競合調査ツール
検索結果で上位表示を目指すためには、競合サイトに勝たなければなりません。競合がどのようなSEO対策状況なのか、無料で分析できるツールを紹介します。
SimilarWeb
SimilarWeb
https://www.similar-web.jp/
競合サイトのアクセス数やオーガニック・有料キーワード、検索流入数、参照トラフィックや流出先のトラフィックといった、企業が秘密にしたい貴重なアクセス解析データが赤裸々に公開されるSimilarWeb。マーケティングからSEO対策まで非常に使えるツールです。有料版を購入するとより詳細なデータを確認できるようになりますが、まずは無料版で色々な競合をチェックしてみるとよいでしょう。
SEOカウンセラー
SEOカウンセラー
https://www.seo-counselor.jp/
キーワードの順位やmeta情報、INDEX数、被リンクページ数など、SEO対策の基本となるデータを、上位10件の競合サイトと比較することができます。アンカーテキストの分散率もグラフ化して表示されるので、大変参考になります。
SEOアクセス解析ツール・バーサス
SEOアクセス解析ツール・バーサス
http://www.seotools.jp/seoanalyze/
狙ったキーワードの検索順位やWEBサイトのINDEX数、キーワード率、SEOに効果的な強調タグの使い方などを、競合サイトと比較することができます。競合のステータス状況としては、トラフィック数からディレクトリ登録の有無、プレスリリース使用の有無まで把握することが可能です。
ソースコードチェックツール
検索クローラーが巡回しやすいソースコードであることは、SEO対策において重要になります。ソースコードのエラーや適正さを確認できる無料ツールを見ていきましょう。
Another HTML-lint gateway
Another HTML-lint gateway
http://openlab.ring.gr.jp/k16/htmllint/htmllint.html
調べたいURLを入力することで、ソースコードの文法のミスをチェックしてくれるツールです。タグの閉じ忘れや改善点などが一目瞭然になるので、新規作成ページはとくに重点的にソース確認することをおすすめします。
Website Explorer
Website Explorer
http://www.umechando.com/webex/
WEBサイトの階層構成やリンク切れの状況、データサイズなどを解析するためのツールです。ページ全体のエラーチェックに役立つでしょう。なお、パソコン上にダウンロードして使用することになります。
Markup Validation Service
Markup Validation Service
https://validator.w3.org/
WEBの技術標準化を進める国際非営利団体「W3C(World Wide Web Consortium)」が提供する無料ツールでは、cssの文法にミスがないかをチェックすることができます。HTMLと併せてcssも確認し、美しくクローラーが読み込みやすいサイトを目指しましょう。
SEO browser
SEO browser
http://www.seo-browser.com/
クローラーがWEBサイトをどのように見ているかを把握できるのが、SEO browserです。WEBサイトが正しく認識され、検索結果に反映されるようになっているかをチェックできます。
HTMLタグ利用状況解析ツール
HTMLタグ利用状況解析ツール
https://www.searchengineoptimization.jp/html-tag-checker
特定のページ内で使用されているHTML要素の種類を解析して、使用頻度の高いHTML要素を抽出できるツールです。h1~h6タグ、strongタグなどSEO上で影響力の大きいタグも、要素ごとに文字列を抽出できます。
その他SEOツール
その他、SEO対策で押さえておくべき項目をチェックできる無料ツールを紹介します。
マイサイト被リンクチェック
マイサイト被リンクチェック
http://hanasakigani.jp/
被リンク状況をチェックできるツールです。被リンクが多いWEBサイトは、外部からの評価が高いと見なされて検索結果の上位表示に大きく影響します。悪質な被リンクを購入するのではなく、良質な被リンクを増やせるよう施策に取り組みましょう。
sujiko.jp
sujiko.jp
http://sujiko.jp/
2つのURLを入力することで、コンテンツ内容がコピーされているかを判定できるツールです。極端に類似したWEBサイトを見つけたら、このツールでチェックしてみるとよいでしょう。
namaz
namaz
http://namaz.jp/
検索順位の変動状況を時間帯別に確認できるツールです。Googleの検索エンジンのアップデート情報も更新されるため、ニュースをチェックするためにも活用できます。大きなアップデートがあった場合はメールでお知らせを受信することも可能です。
panguin
Googleアナリティクスと連動させて、パンダアップデートやペンギンアップデートの影響を受けたかどうかをチェックすることができるツールです。新しいアルゴリズム変動の影響も確認できるので、大きなアップデートがあった場合は必ずチェックするようにするとよいでしょう。
aguse
ドメインの情報や運営元を調査できるツールが、aguseです。被リンク解除にも応用することが可能で、WEBサイトの信頼性を調べる際に活用しましょう。
Page Speed Insights
Page Speed Insights
https://developers.google.com/speed/pagespeed/insights/?hl=ja
スマホからのアクセスが半数を超えるWEBサイトが増加してきたこともあり、今まで以上いページの表示速度がSEOで重視されるようになりました。Googleが提供するPage Speed Insightsを活用すると、ページの表示速度だけでなく、どこを修正すべきか具体的なアドバイスを得ることが可能です。サーバの応答時間や画像の最適化、cssやHTMLの縮小など、指摘された内容は早急に対応することをおすすめします。
まとめ
SEO対策には様々な要素が絡み合います。狙うべきキーワード、対策したキーワードの順位状況、コンテンツ内でのキーワードの出現率、被リンク数、ソースコードの美しさ、競合との比較。
それぞれを独自の方法で確認していると、時間がいくらあっても足りません。分析業務を効率化するためにも、今回紹介した無料ツールを有効活用してみてください。
色々なツールを使ってみて、最も使いやすく自社サイトに適したものを見つけてみましょう。中には有料版にアップデートすることで、より詳細なデータを取得できるツールもあります。いいものに関しては、コストを投資してさらに精度の高い分析をしていくことをおすすめします。
いっぱいあって悩むなぁ
この記事を描いたひと
企業のWeb担当者と制作会社の想いをつなげるメディア「untenna」の編集部。