【セミナー参加後記】ユーザー参加型ソーシャルメディアキャンペーンセミナー
デザイナーの丸山です。
昨日はマインドフリー株式会社さん、テテマーチ株式会社さん共催による「口コミ最前線!ユーザー参加型ソーシャルメディアキャンペーンセミナー」に参加してきました。
ユーザー参加型キャンペーンの企業事例や、SNS別の近況・活用事例を知ることが出来ました。せっかくなのでセミナー参加後記としてまとめてみたいと思います。
ソーシャルメディアの近況
- メディアの閲覧比率=デジタル44%:テレビ40%
- ソーシャル上でファンになっている生活者のLTV(顧客生涯価値)は高い
- 企業のSNS上活用は進み、現在では約80%の企業がFBを利用
- YouTubeへの動画広告を施策する企業もここ一年急増
おそらく皆さん肌で感じていると思いますが、やはりデジタル領域はマスメディアを超えていました。
これにはAbemaTVをはじめインターネットテレビの進出による結果もあるのでしょう。
ソーシャルメディア活用により企業や社員のイメージが変容され、ファンになる。
そしてまた次のセカンドファンに繋がる、といった促進効果は、時代が変わっても人にとっては普遍的なものですね。
Twitter・Facebook活用
- デイリー投稿は欠かさない
- 事前に話題性(KPI)を設定しておく
- Twitter・Facebookの基本概念はライトタイムマーケティング
マインドフリーさんが事例として「日本盛認定!日本酒通認定キャンペーン」の事例を紹介してくださいました。
日本盛認定!日本酒通認定キャンペーン
「日本酒通認定書発行」や投稿数が増えるに連れ、プレゼントの当選確率が下がっていくなど面白い仕組みが盛りだくさん。新製品でのキャンペーン告知の場合「ユーザーのロイヤリティ向上」を目的とするのがベターだそうです。
Instagram活用
今もっともアクティブなSNS、インスタグラム。
アクティブユーザーもどんどん増え、現在1,200万人を突破したそうです。
SNS別:月間アクティブユーザー(国内)
ツイッター | 3,500万人 |
---|---|
フェイスブック | 2,500万人 |
インスタグラム | 1,200万人 |
そういえば少し前にバスったタレントGENKINGさんの発言にも触れていました。
Googleは使わない、SEO対策しているから——Instagram有名人のGENKINGが語った10代の「リアル」
http://jp.techcrunch.com/2016/03/03/istagram-genking/
若年層にとって、今やSNSは検索エンジン化されており、必要な情報は必ずしもGoogleで検索するとは限らないのでしょう。
確かに実際自身も食べログよりもインスタの方を重視することも増えてきています。
検索比率をSNS別に分けると
- Twitter・・・31% ニュース、ゴシップを知りたい時
- Instagram・・・24% ファッション、トレンドを知りたい時
- Google・・・33% 分からないことや正しい情報が知りたい時
とのこと。
ネットや口コミよりも友人・知人がおすすめする方が信憑性が高く、購買意欲を高める効果があるのでしょう。
次にインスタグラムのキャンペーン事例を大きく4つの種類に分け説明くださいました。
購入共有型
商品を購入⇒専用ハッシュタグでフォトコンテストに参加⇒商品の認知が広まりセカンドファンへリーチさせる手法。
いわゆるゲーミーフィケーションの図式。
イベント共有型
イベント場に写真撮影の環境を用意し、回を重ねる毎に様子や賑わいが蓄積されていく、中長期的な集客を狙ったキャンペーン。
最近ではインタラクティブな演出にプラスして「インスタで投稿」も多く感じます。
体験共有型
観光地や特定の場所専用のタグを作り「ここに来て良かった」という思い出を共有するキャンペーン。
素材収集型
他の手法のように「購入者」「体験者」などの縛りを設けず、参加者の幅を広く「キーワードを拡散させる」手法。
セカンドファンへ届ける目的ではないため、実際の効果の期待は薄いが実施はしやすい。
まとめ:セミナーを通して
セミナーを終え感じた個人総括はこちら。
- twtter・Facebookはデイリー投稿とユーザーコミュニケーションに注力し、オウンドメディアとして運用。
- いずれもエンゲージメントやリーチ数など、結果を計測しにくいがKPIはなるべく設定した方が良い。
ただ数を追うよりその後の展開を考慮する。 - 季節ごとに移り変わりのある業種はソーシャルキャンペーンとの相性が良い。
- キャンペーン時のハッシュタグは「#ブランド名」「#キャンペーン用」の2つ使用。
(キャンペーンが終了してもブランドタグが残り、他のイベント時にも蓄積されるため)
事例を交えて紹介いただき感じた点として、ソーシャルキャンペーンの場合「プロが撮ったようなきれいな写真より、リアリティのある体験写真を集める方が効果がある」と感じました。
ウェブサイトをメインで制作していると、キレイな写真で非日常的に見せがちですが、SNSを検索エンジンとして「リアルを知りたいユーザー」に向けてだと、また見せ方が違うなぁ、と実感。
移り変わりの早いSNSまわりですが、知識も定期的にアップデートさせ、積極的に業務でも取り入れて行きたいと思います。
この記事を描いたひと
株式会社ユニオンネットのスタッフ。
https://www.unionnet.jp/company/#staff