リモートワーク環境でオンラインホワイトボード「miro」を使ってみた感想

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こんにちは、デザイナーの吉川です。

1年前からデザイナーチームでオンラインホワイトボードツール「miro」を使い始めました。ユニオンネットのデザイナーチームはリモートでの働き方が多いので、ミーティングやWeb制作の現場でもmiroが浸透してきました。

今回はそんな私たちのmiroの使い方を紹介したいと思います。

オンラインホワイトボードツール「miro」とは

オンラインホワイトボードツール「miro」

オンラインホワイトボードツール「miro」

https://miro.com/ja/

このツールの最大の魅力は、これまでオフィスや会議室などホワイトボードで行っていた作業がオンラインでできるところです。

テキスト入力はもちろん、マーカーを引いたり付箋を貼ったり様々な機能があります。タブレットやPCからはスタイラスペンやマウスで直接書くことも可能で、イラストや図を描くこともできます。

miroには無料版と有料版があり無料版でも共同編集はできますが、管理・編集ができるボードは3つまでとなります。決まったメンバーや個人での使用なら無料版でも充分です。有料版では使用できるボード数や使用人数を増やすことができます。多くの方と共同編集をしたい場合やボードを毎回消さずに保存して使用したい場合には、有料版がよさそうです。(無料版で3つ以上のボードを作成した場合、編集はできなくなりますが閲覧は可能です)

miroの使い方

登録方法は簡単で「ユーザー名」「メールアドレス」「パスワード」の3点と、各種ポリシーに同意のチェックを入れるだけ。Googleなどのアカウント連携も可能です。

直感的に操作ができるように設計されているので、Officeのソフトを触ったことがある方は抵抗なく使うことができると思います。

付箋や図形をクリック&ドラッグで移動することができ、色の変更や文字サイズを変えることができます。

直感的で操作しやすいです、ほんとに

当然、画像も貼れます。YouTubeの埋め込みも簡単でこの辺りはオンラインホワイトボードならではの良さですね。

サクサク取り込めます

また複数のテンプレートが用意されているので、そのテンプレートに沿ってワークショップを行うこともできます。

カスタマージャーニーマップやコンセプトマップフローチャートなど、ビジネスシーンで多用されるテンプレートが揃っています。

ただ、英語が増えてくるとちょっとわかりにくい…

miroを使い始めた経緯

COVID-19が流行りだした2020年春以降、弊社でもリモートワークを導入するようになりました。

個人での仕事では在宅でも問題なく行えていましたが、チーム内でのミーティングや勉強会が難しくなりました。以前はチームで会議室に集まり実際の意見を付箋などでまとめていましたが、顔を合わさずに意見出しをすると視覚的に内容を把握することが難しくなりました。

そこで使用を開始したのが、このmiroでした。

視覚的な共有は「miro」、音声のでの共有は「Discode」、現在は2つのオンラインツールを併用しています。ちなみに有料版では音声の共有もmiroで可能になるようです。

あと「これは地味に便利だな」と感じた点は、miroではカーソル上に操作している人の名前が表示されます。これは誰がどんな操作をしているのかひと目で分かるので、コミュニケーションがスムーズになりました。

実際、現場ではこんな風に使っています

デザイナーチームでは現在2通りの目的でmiroを使用しています。

勉強会やミーティングでの意見出しに。

1つ目は勉強会。勉強会ではお題となるサイトに対して各自が意見出しを行います。

サイト考察での意見出しの様子

「サイトのどういったところが良かったのか」「なぜこのような表現をしているのか」など、付箋を貼っていきます。そしてメンバーで「サイトのターゲット」や「何を伝えたくてこのデザインになったのか」を話し合いまとめます。

個人でサイト考察をするよりもチームでサイト考察するメリットとしては、やはり自分にはない視点を知ることができることです。人によって違うところを見ているのだと毎回気付かされます。

この付箋で意見出しをするのはオンラインが便利に感じます。紙を印刷したり付箋を用意したりする必要がないですし、何より気軽に行えます。

チーム目標(OKR)を決める時に。

2つ目はチーム目標「OKR」を決める時です。視覚的な情報共有の場としてmiroを使用しています。

OKRとは

OKRは「 Objectives and Key Results」の略称。Objectives(目標)とKey Results(主要な成果)によって、高い目標を達成するための目標管理フレームワークです。
チーム目標について意見を出し合っている様子

以前からOKRを決める際はチーム内で話し合い決めていたのですが、各々がメモを取り最後にまとめる決め方をしていました。

miroを使用してOKRを決める様になり「同じボードを視覚的に共有すること」で以前より意見が出やすくなった様に感じます。また、どういった経緯で最終的な答えになったのか、道筋が残るので振り返りもしやすくなりました。他チームへ説明する際も経緯と共に説明ができるので、より納得感のあるものになったと思います。

まとめ:1年間使ってみた感想

実際に私たちがmiroを1年間使ってみての感想は、ミーティングや勉強会などの意見出しの場がオフラインでするよりも良くなったのでは?と感じました。

テキストは綺麗なフォントで入力されますし、書き直しの手間もこちらの方がありません。記録を残せるのも魅力ですね。議事録を残す手間もありません。画像を気軽に貼れるのもオンラインツールならではです。

もちろん、意見交換の場をスピーディーに行う際や、議論を重ねる場合はまだまだ対面の方が効率的かも知れません。ただ、頭の中が視覚的に手軽に共有できるのはこのツールならではのメリットのように感じました。

今後は勉強会やミーティングの際には、個人的にもこちらのツールを使用していきたいと思います。

こういうツール・・・好きです

この記事を描いたひと

UNIONNET Inc. スタッフ

株式会社ユニオンネットのスタッフ。
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