その場ですぐ記事作成!WordPress標準機能(ブックマークレット)「Press This」の使い方
ハロウィンも終わり今年の残るイベントも僅か、ラストスパート突入ですね。
弊社ではWEBサイト制作の際、WordPressを提案させていただくケースが多く存在します。最近では日本語版のテンプレートも多く出回り、個人でもコストを最小限にメディアの立ち上げが可能になってきました。
WordPressを採用する理由として「SEO」や「拡張性」など多く挙げられるのですが、標準機能の高さもあるのではないでしょうか。コミュニケーションツールとしての「コメント機能」や、写真を複数枚掲載する「ギャラリー機能」をはじめ、バージョンアップに伴い様々な機能が追加されます。もちろんプラグインを利用することで、CMSとしてのグレードアップも容易に行うことができます。
今回はこれから本格的に記事を連投していきたい!とお考えのWEB担当者におすすめなWordPressの標準機能「Press This」について説明したいと思います。
ブックマークレットって何?
ブックマークレットとは、ブラウザのブックマーク(お気に入り)から起動し、そのままブラウザ上で簡単な処理を行うプログラムのことです。閲覧中のページにおいてボタンひとつで「リンク付きの商品紹介」や「YouTube動画の紹介用HTML」を自動生成してくれる、ということ。
ひとつのキーワードを複数の検索エンジンで検索するツールもあったりと「ブロガー向けツール」で数多く存在します。その他のブックマークレットについてはまた後日。
Press Thisとは
さて本題の「Press This」について。
この機能は気になる記事を見つけたら、管理画面に映らずともその場で即座に投稿できる機能になります。
Press Thisは、Web 上のコンテンツの一部を切り取って簡単に投稿を作成できるツールです。
出典:WordPress
Press This を使ってテキストや画像、動画を任意のウェブページから切り取ります。保存または投稿として公開する前に Press This から編集/追加を行ってください。
コーポレートでの実績紹介や店舗の商品紹介には不向きな機能なのですが、ニュースや時事ネタのキュレーションサイトの運営にはピッタリな機能です。
実際に使ってみよう!
それでは実際の使い方を説明。
※Press Thisは権限によっては使えない場合があります。ご利用の際はサイト管理者へ連絡してください。
ツールにある「利用可能なツール」から選択
まずはブックマークレットの設定を行います。WordPressの管理画面にログインし、サイドナビゲーションにある「ツール」→「利用可能なツール」を選択してください。
設定画面
するとPress Thisの説明ページに移ります。
ドラッグ&ドロップで「ブックマークバー」へ
ブックマークレット用のボタンを、ご利用ブラウザのブックマークバーへドラッグ&ドロップしてください。
はい、設定はたったこれだけ。これがブックマークレットです。
記事を書きたいサイトが見つかったら・・・
ここからは実際の使用方法です。
サイト閲覧時に、先ほど設定したボタンをクリックします。
別ウインドウが立ち上がります
すると別ウインドウが立ち上がります。
ページ内に表示される画像や文章の一部が自動的に本文に挿入され、そのまま記事を執筆することができます。
感想・批評など感じたことをそのまま即座に入力してください。
※画像転用の際は必ず元サイトの規約に則りご利用ください
そのまま「公開」「下書き」
作成した記事はそのまま「公開」することも可能な上、「下書き」として保存としてすることも可能です。
もちろんスマートフォンでも利用可能!
ブックマークして利用するわけですから、もちろんスマートフォンでも利用可能です。外出先で気になる記事を見つけた時など即座に執筆できるのが良いですね。
まとめ
Press Thisを利用すれば記事から文章を引用する時に、わざわざコピー&ペーストをする必要がありません。TumblrやPinterestにも似たような機能を持ったツールが存在しますが、Press ThisはWordPress専用というだけあって使い勝手が良いのが嬉しいですね。
パワーブロガーは記事の作成環境とプライベートの垣根がないといいます。レスポンス速くシームレスな環境で、これからガンガン記事を量産していこうと考えているWEB担当者は、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。
※Press Thisは権限によっては使えない場合があります。ご利用の際はサイト管理者へ連絡してください。
この記事を描いたひと
UNIONNET Inc. 代表。デザイナー、広報を経て、2017年にWeb制作会社を事業承継。採用や組織づくりについて考える三児の父です。
@maruyaman1984