【無料配布】Web制作のコンペや相見積で使える業者選定チェックシート

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ページ数の多いWebサイトやシステムが複雑に絡んだWebサイトの場合、プロジェクト成功の要が業者選定であることに間違いはありません。

以前、【Web制作会社の選び方】業者選定で失敗しないための20のポイント でも紹介しましたが、業者選定の比較には様々な要因があります。そこで今回は実際にコンペや相見積で使える業者選定チェックシートをご紹介してまいります。現場でも利用可能な比較シートも併せてご活用ください。

業者選定チェックシートのダウンロードはこちらから

業者選定比較チェックシート(Googleスプレッドシート)

比較内容の解説

それでは順を追って解説を行います。

費用

予算(イニシャル/ランニング)

Webサイト制作の予算次第でプロジェクト全体の予算額が大きく変わるため、制作に入る前にしっかりと予算を確認する必要があります。

また、Webサイトを制作した後は実際に運用して成果につなげていくフェーズに入ります。そのため、イニシャルコストだけでなくランニングコストについても検討し、総合的に評価することが重要です。

もし、制作費用だけで予算を判断してしまうと、「イニシャルコストは安いけど、ランニングコストを含めて総合的に判断すると高い。」という状況になってしまい、赤字になってしまう可能性があるため、必ずランニングコストの予算も把握するようにしましょう。

納期

希望の公開日までにWebサイトを制作できるのかを確認しましょう。

規模が大きいプロジェクトであればあるほど、Webサイトの公開が遅れることでプロジェクトの売上や成果が大きく損なわれてしまうため、Webサイトの納期を事前にきちんとすり合わせる必要があります。

また、プロジェクト全体の破綻を防ぐためにも、単純な納期だけでなく、「プロジェクト全体のスケジュール」も制作会社から提案してもらうようにしましょう。

規模

企業規模(年商/社員数/設立)

予算や納期、品質などの問題を総合的に考慮すると、大規模な企業と小さすぎる制作会社、小規模な企業と大きすぎる制作会社の相性はあまり良くありません。

大規模な制作会社だと単価が高くコストに見合わない可能性があります。反対に10名以下の制作会社で膨大な量のページを作成すると、納期に間に合わない可能性が高くなります。

このように年商や社員数、設立年といった企業規模は、自社との相性に大きく関わる要素なので、確認項目に入れるようにしましょう。

担当者(プロフィール/印象)

Webサイトの制作や運用の際には、打ち合わせ担当者と何度もすり合わせを行う必要があるため、担当者のプロフィールや印象も判断材料に入れるようにしましょう。

たとえWebサイトのクオリティや運用成果が高くても、担当者との相性が悪ければ中長期的なお付き合いは難しいでしょう。

リプレイスコストを発生させないためにも、担当者の経歴や人柄を確認するようにしましょう。

プロジェクト体制(円滑さ/退職時のリスクヘッジ)

プロジェクトにおける組織体制次第でプロジェクトが円滑に進むかが決まるので、検討項目に入れるようにしましょう。

1つの職種に偏らず、プロデューサー、ディレクター、システムエンジニアなど、各工程の指揮を執るポジションがしっかり組まれている体制の制作会社は品質の高いものを納品してくれることが期待できます。

また、退職などの不測の事態にも適応できる組織体制なのかも事前に確認しておきましょう。

実績

同業他社の実績

同業種の制作経験があると、その業界自体を一から説明する必要が無くなる上に、セオリーなども踏まえて制作してもらえるのでやり取りがスムーズになる可能性が高いです。

特に自社業界が、参入障壁や専門性が高い業界である場合は、同業他社の実績がある制作会社に依頼すると安心でしょう。

得意な業界や領域

制作会社が得意とする業界や領域に自社の事業領域が含まれていれば、より成果に繋がるWebサイトを納品される可能性が高まります。

打ち合わせ時のコミュニケーションもより円滑に進みやすくなるので、制作会社の得意な業界や領域も判断材料の1つに入れると良いでしょう。

提案

課題解決(目標設定は明確か)

Webサイトを制作する理由は何かしらの課題を解決するためなので、課題解決のための目標が明確に設定されているかも検討項目に入れるべきです。

事前に目標を洗い出しておくことでプロジェクトが錯綜することを防げます。

Webサイトは改修を重ねPDCAを回すことで良い形に仕上がっていくので、成果が上がっているのかを確認するためにも、目標が定められている提案かどうかを確認しましょう。

相性(自社に見合った提案であるか)

どれだけ金額が安かろうが、実績が豊富であろうが、企業そのものや担当者との相性が悪いと、希望していた成果物にはなりません。

中長期的に成果を上げていくためにも、提案内容が自社に合ったものなのかどうかもしっかりと検討するようにしましょう。

中期的な視野(長くお付き合いできそうか)

Webサイトで成果を上げていくためには、運用フェーズでの打ち合わせが特に重要となります。

運用フェーズで業者をリプレイスせざるを得ない事態が発生すると、プレイスコストやコミュニケーションコストが余計にかかってしまうため、中長期的な視野を持った提案を以って長くお付き合いできそうかどうかも、検討項目に入れるようにしましょう。

これらの内容はあくまで共通項目を書き出したものです。

業界や業種、サイトの種別において押さえるべきポイントは変わってきます。どこの会社にお問い合わせするべきか、予め社内で何を準備すれば良いかは以下記事を参考にしてください。

冒頭にも述べましたが、ページ数の多いWebサイトやシステムが複雑に絡んだWebサイトのリニューアル時には業者選定がプロジェクト成功の第一歩に繋がります。ぜひチェックシートをご活用ください。

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業者選定比較チェックシート(Googleスプレッドシート)

基準があると選びやすい!かな?

この記事を描いたひと

untenna編集部

企業のWeb担当者と制作会社の想いをつなげるメディア「untenna」の編集部。

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