無料ブログよりも、独自ドメインのオリジナルブログ(WordPress)が良い5つの理由
コンテンツマーケティングで集客するために、オウンドメディアとしてブログを開設する企業が近年増加しています。
ブログと言えば、アメブロやはてなブログに代表される「無料ブログ」を想像される方が多いと思いますが、コンテンツマーケティングとして長期的に運用する場合は、独自ドメインのオリジナルブログの方が適していると言えます。
オリジナルブログは、主にCMS(コンテンツマネジメントシステム)を利用して作成し、中でも世界的にシェアが高く代表的なCMSとされているのが「WordPress」です。
ここでは、独自ドメインやWordPressの概要と、無料ブログよりも独自ドメインのオリジナルブログの方が優れている理由を解説いたします。
独自ドメインとは?無料ドメインとの違いについて
そもそも、ドメインとは「サイトの住所」のこと。URLの初めにある、「〇〇.jp」「〇〇.com」などとなっている部分です。当ブログで言えば「unionnet.jp」になりますね。
このドメインは「独自ドメイン」と「無料ドメイン」の2種類があり、それぞれ特徴が異なります。
まず、「無料ドメイン」とは無料で使えるものの、一つのドメインを共有して利用する形式のもの。無料ブログで利用されているのがこのドメインで、例えばアメブロであれば以下の部分になります。
https://ameblo.jp/ユーザーID /
次に、「独自ドメイン」とは取得に費用がかかるものの、自分だけが利用できるオンリーワンのドメインとなります。なお、独自ドメインを利用するには自分でサーバを用意する必要があるため、月額数百円~千円程度のサーバ費用もかかってきます。
しかし、独自ドメインはSEO対策上、非常に有利になるという大きなメリットが存在します。例えば、SEO対策ノウハウのブログを立ち上げる場合、独自ドメインを「seoknowhow.jp」とします。すると、検索エンジンのクローラーは独自ドメインの文字列から「SEOのノウハウに関するブログである」と判断してくれるため、そのキーワードでの高いSEO効果が見込めるのです。
一方で、ブログを開設した直後はドメインの評価が低く、検索結果上でも上位表示されずほとんど訪問されないというデメリットがあります。ただし、一般的に3カ月程度経過した頃からドメインの評価が高まり、無料ドメインよりも上位に表示されるようになる傾向があるため、長期的なブログ運用を想定している場合は独自ドメインの方が有利であると言えるのです。
WordPressとは?
WordPressとは、ブログやサイトを作成するためのCMSのこと。無料で本格的なサイトを作成できるため、世界的にもシェアが非常に高いのが特徴です。
多くの大手企業がオウンドメディアやコーポレートサイトをWordPressで作成しており、信頼性も抜群。管理画面の操作も無料ブログと同じように簡単で、独自ドメインとサーバさえ準備すれば誰でも気軽に利用することが可能です。
ブログなら独自ドメインのWordPressが良い5つの理由
では、独自ドメインのWordPressを利用するメリットはどのようなものがあるのでしょうか?詳しく見ていきましょう。
SEOに効果的
前述したとおり、独自ドメインのブログは「SEOに強い」という点が最大のメリットです。対策キーワードで上位表示させ、長期的にコンテンツマーケティングで集客するためには、狙いたいキーワードを自由に使える独自ドメインを選択することが必須と言っても過言ではありません。
ドメインはその配下の全てのコンテンツが評価対象となります。そのため、無料ドメインで別の人が運営するブログでドメイン評価を大きく下げる事態が発生した場合、関係ない自分のブログも評価が下がり検索順位が下落する、といったリスクも発生しえます。独自ドメインであればそのようなリスクを回避できるので安全と言えるでしょう。
また、WordPressで作られるブログのソースコードは、検索エンジンのクローラーが読み込みやすい構造となっているため、その点でもSEOに効果的なのです。
情報が資産になる
無料ブログであれば、利用していたサービスが停止してしまうと、今までストックしてきた記事がすべて消えてしまう可能性があります。また、記事の内容によっては「利用規約に違反する」という理由で、突然記事やブログ自体が削除されてしまうリスクも。削除理由は明かされないケースが一般的で、消されないためにできる確実な方法がない、というのが現状です。
独自ドメインのブログであれば、そのようなリスクは一切ありません。管理者は自分なので、自分の意思で削除しない限り突然ブログが消失してしまう、ということはまず発生しないです。
そのため、ブログにストックした情報が資産となり、長期的に潜在顧客を集客してくれる窓口となってくれます。
デザインの自由度が高く差別化ができる
WordPressの魅力は、何と言ってもデザインの自由度にあるでしょう。無料のものから有料のものまで、様々な種類のデザインテンプレートがあり、イメージに最適なデザインを構築することが可能に。また、デザイン制作会社に依頼すれば、テンプレートには存在しないデザインを構築することもできます。
デザインテーマは日々新しいものが提供され続けており、SEO対策に優れたものや表示速度が速いもの、スマホやタブレットでの表示が美しいものなど、特徴も様々。デザインテーマの変更は比較的簡単に実行できるので、記事内容はそのままに、課題を改善するデザインへ変更してPDCAを回すこともできます。
常に新しいマーケティング手法やWebデザイン・構築の手法が生まれるインターネット界では、その時代に適した構造のデザインテーマに気軽に変更できるというのは想像以上に大きなメリットとなるのです。
無料ブログによくある制限がかからない
無料ブログは意図しない部分に広告が表示されたり、写真のアップロード容量が少なかったり、デザインの種類が少なかったり、アクセス解析ツールを自由に入れられなかったりと、様々な制限がかかってしまいます。
独自ドメインのWordPressなら、制限なく全て自分でカスタマイズできるため、運用後に煩わしい思いをしなくて済みます。
特に、無駄な広告が表示されたり、Googleアナリティクスなどのアクセス解析ツールが自由に入れられなかったりというのは、オウンドメディアとしては致命的な状況です。ユーザーファーストのオウンドメディアで、長期的なコンテンツマーケティングを実施するのであれば、制限なく利用できる独自ドメインのWordPressが最適なのです。
WordPressに関する情報が手に入りやすい
CMSにはWordPress以外の種類も多数存在しますが、シェアが低いためセッティングやカスタマイズ、トラブル時の情報収集が困難というデメリットがあります。
WordPressならシェアが高く、日本語の情報も多数提供されているため、利用にあたり不便がありません。今後も常に最新情報がリリースされていく見込みのため、何かあった時に情報が手に入りやすいかどうかは運営上非常に助かる点と言えます。
まとめ
無料ブログは手軽に利用できますし、費用もかからないため確かに便利です。しかし、長期的なコンテンツマーケティングを実施し、より多くの集客を目指すのであれば、独自ドメインのWordPressが優れています。
SEO対策に優位であるという点は代えがたいもので、ストックした情報はすべて資産となります。デザインも自由に変更できるため、他ブログとの差別化にもなり、無料ブログにありがちな制限もなくコンテンツの世界観を確立できます。
独自ドメインの取得やサーバ利用に費用はかかりますが、年間で数千円~数万円程度のコストのため、導入のハードルは低いでしょう。
ブログを一生ものの資産とするためにも、ぜひ独自ドメインのWordPressを利用してみてください。
この記事を描いたひと
企業のWeb担当者と制作会社の想いをつなげるメディア「untenna」の編集部。