Webサイトやブログでのライティング手法|Webライティング講座#02
文章力の強化をシリーズでお届けする「Webライティング講座」。
前回は基礎学習に最適な書籍を紹介しましたが、第2回はWebライティングの手法やテクニックの紹介になります。文章力は一朝一夕で身につくものではないので、マナーや作法をしっかりと学びましょう。
Webライティングの手順
Webライティングでは、ただただ文章を書けば良いというものではありません。
しっかりと正しい手順を踏む必要があります。
- 構成を作る
- ある程度まとまったら書き始める
- 完成したら読み直す
- リリースする
正しい手順で進めていくことで、より成果につながるWebライティングを行うことが可能になります。
1. 記事の構成を作る
まずは記事をいきなり書くのではなく、構成を作る必要があります。構成を作ることで、情報を整理することができ、スムーズな記事執筆が可能です。反対に構成案がまとまっていないと、内容がまとまらずに、SEO的にも評価の低い記事ができ上がる可能性が高くなります。
記事を書く前に、
- 誰が読む記事なのか
- 読者が求めている情報は何か
- いつ読んで欲しいのか
- 読むべきではない人は誰か
など細かくペルソナを設定し、想定読者が求めている情報を整理していきましょう。
2. ある程度まとまったら、書き始める
構成がまとまったら、記事を書き始めていきます。
記事を書く際は、まずタイトルを決めてから小見出しを振っていき、そのうえで文章を書いていきましょう。Webライティングでは、見出しと本文に齟齬がある場合、離脱される可能性が高くなるため、見出しと本文に繋がりがあるのかをしっかり確認するようにしましょう。
また、Webライティングに慣れてきた方は、SEOを意識した記事を書けるようにすることで、より成果につながるWebサイトやブログを運営できます。GoogleやYahoo!JAPANといった検索エンジンで上位に表示されると、記事の評価が高まり、ユーザーの閲覧数が増えるため、反応数や売上を増やすことができます。
3. 記事を推敲する
記事を書き終えたら、誤字脱字のチェックと、記事の内容を改めて確認する推敲作業に入ります。
- タイトルに則した記事になっているかどうか
- 見出しと文章の内容が乖離していないか
- 想定読者に合わせた文章の書き方になっているかどうか
上記は最低でもチェックするようにしましょう。
4. 記事をリリースする
記事のチェックが終わったら、実際に記事をリリースします。リリースのタイミングについては、想定読者層がアクティブにインターネットを使っている時間帯を選択するのが良いでしょう。
記事の内容をもとに「いつ読んでほしいのか」を考えてリリースすると、なお反応数が上がるでしょう。
Webライティングの構成方法テクニック
Webライティングでは、Webとの親和性が高い型としてSDS法・PREP法の2種類の型が良く用いられます。
SDS法:スピード感と結論を重視
SDS法は以下の略です。
- Summary = 全体の概要
- Details = 詳細の説明
- Summary = 全体のまとめ
このように、同じ内容を情報量を変えたうえで3回にわたって書く手法です。最初に全体の結論を伝える構成になっているため、紙媒体とは異なりすぐに離脱されてしまう可能性が高いWebメディアでのライティングとは親和性が高い手法と言えます。
PREP法:ストーリー、内容を重視
PREP法は現在多くのWebメディアで用いられている文章の型で、以下の略です。
- Point = 結論
- Reason = 理由
- Example = 具体的例
- Point = 再度結論
PREP法では途中に具体例をはさむため、話をじっくりと説明したい場合に有効な手法です。また、PREP法は最初の結論を書くため、ユーザーの疑問をいち早く解決し、記事全体を読んでもらいやすくなるというメリットがあります。
現在のWebサイトやブログでのライティングには、PREP方が用いられる傾向が高いと言えます。
今回はWebライティングの手順や構成のテクニックを解説しました。Webサイトやブログの文章を書くうえでは、Webライティングの手順や構成を理解することが大切です。
是非、あなたにとってピッタリの1冊を見つけて、Webライティングを楽しく学んでみてください!
文章力強化「Webライティング講座」
#01:文章力を強化するおすすめの本3選
#02:Webサイトやブログでのライティング手法
#03:SNSでのライティング手法
#04:Webライティングに有利な4つの資格
#05:企業ブランディングに繋げるUXライティング
文章って、書けば書くほど難しいよね
この記事を描いたひと
企業のWeb担当者と制作会社の想いをつなげるメディア「untenna」の編集部。