【Googleアナリティクス】アクセス解析で改善のヒントを得るために、押さえておきたい4つのポイント

2016.11.21 アクセス解析
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皆様のサイトにもアクセス解析のツールが入っているかと思います。主に使用されているのは、Googleが提供している「Googleアナリティクス」ではないでしょうか。しかし、Googleアナリティクスは機能が多く何を見れば良いのか分からない、といった声をお客様からよくいただきます。

なぜ、アクセス解析が必要かというと、アクセス解析はアクセスが上がった、コンバージョン(資料請求・問い合わせ・商品購入など)が増えた、と一喜一憂するためのものではなく、より良いサイトに改善するために、今後どのような対策をすればよいかサイト改善のヒントを得るために行うものです。

今回は、改善のヒントを得るために、アクセス解析で押さえるべきポイントをご紹介します。アクセス解析には、業界では一般的に使われているIT用語があります。そちらについては、以前の記事「アクセス解析に必要な10個のIT用語」をご参照ください。

全体像の把握(ユーザーサマリー)

全体像の把握(ユーザーサマリー)

Googleアナリティクスでは、デフォルトでログインした際に、「セッション数」「ユーザー数」「ページビュー数」「ページ/セッション」「平均セッション時間」「直帰率」「新規セッション率」の7項目が、直近の1か月分で表示されます。まずはこちらでサイトの全体把握を行ってください。
期間については、画面の右上に日付が表示されていますので、そちらで期間の変更や、指定の期間との比較も可能になります。

流入先の把握(集客サマリー)

集客 > すべてのトラフィック > チャネル

流入先の把握(集客サマリー)

集客元を把握することができます。

集客チャネルの主な種類

Organic Search(オーガニックサーチ)検索エンジンからの流入。
Direct(ダイレクト)URLを直接入力、メール内URLなどリンクを経由しない直接的な流入。
もしくは流入元不明。
Referral(リファラル)リンクからの流入。
Social(ソーシャル)TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアからの流入。
Paid Search(ペイドサーチ)検索連動型広告からの流入。
Display(ディスプレイ)ディスプレイ広告からの流入。

以上の計測数値を基に

  • どのチャネルからの流入が多いのか(セッション数)
  • どの経路から流入したユーザーがページをよく見ているのか(滞在時間・直帰率)
  • どの経路のコンバージョン(資料請求・問い合わせ・購入など)が高いのか

それぞれの数値を照らし合わせながら把握していきましょう。

例えば、特定のチャネルからセッション数が非常に高い場合は、偏りがあり、他チャンネルからの流入施策を考える必要があります。コンバージョンの高いチャネルについては、更なる流入アップ施策(検索が多いのならSEO対策、広告が多いのなら、広告予算をあげるなど)をすることが今後の対策として上がってきます。

Referral(リファラル)の流入で、更に詳しく見ることも可能です。

集客 > すべてのトラフィック > 参照元/メディア

参照元/メディア

どのサイトから流入しているのか把握することが可能です。基本的にリンク元のURLは表示されますが、中に見慣れないURLがあるケースがあります。これをリファラスパムと言い、セッション数を肥大化させ、Referral(リファラル)の流入数を無意味なものにしてしまいます。

全体的にセッションが上がったということで、喜ぶのではなく、どのチャネルから増えているのかを把握していきましょう。

流入キーワードの把握

皆様のサイトでも恐らくは、検索からの流入が多いかと思います。自然検索でのキーワードは以下からできます。

集客 > キャンペーン > オーガニック検索トラフィック

流入キーワードの把握

WEBサイトを制作した際に設定した狙いのキーワードでの流入はいかがでしょうか。キーワードはユーザーのニーズそのものです。特に複合キーワードの場合は、よりニーズを表現したものになります。キーワード別でのサイト滞在時間や、直帰率はいかがでしょうか。キーワードごとで、直帰率を見ることで、サイト改善のヒントが見えてきます。

例えば、自社商品において、「〇〇 効果」というキーワードがあった場合、〇〇の商品を購入しようか迷っていて不安に思っているかもしれません。そのような場合は、お客様の声や受賞歴などをページに盛り込むなどして信用を得るための施策が必要かもしれないというサイト改善のヒントが得らます。

流入先ページの把握

WEBサイトの入口は、全てTOPページというわけではありません。ブログや実績ページが検索に強くTOPページ以外のページが入口ページとなって、うまくいっているケースもあります。
どのページが入口(ランディングページ)となっているかを把握しましょう。Googleアナリティクスでは以下のように確認することができます。

行動 > サイトコンテンツ > ランディングページ

流入先ページの把握

ランディングページは、サイトの入口というこどで、サイトの顔です。やはり訪問してきたユーザーに良い印象を与える必要があります。せっかく訪問してもらったのに、興味のない内容なら、すぐに直帰してしまいます。各ランディングページ毎の直帰率はいかがでしょうか。直帰率の高いページはないでしょうか。まずは、アクセスがあり、直帰率の高いランディングページから見直しましょう。

まとめ

いかかでしたでしょうか。Googleアナリティクスは無料ツールでありながら豊富な機能が揃っています。その機能を全て使いこなすというのは大変な時間と労力が必要になります。しかし、今回ご紹介したポイントを見るだけで、サイト改善のヒントは見つかります。

なぜアクセス解析をするのか。それはWEBを通じて、あなたのビジネスの加速させるために行うのです。決して、アクセスが増えた減ったで一喜一憂するものではありません。まずは、所有しているWEBサイトの目的は何なのか、そして目標は何なのかがはっきりすれば、必然とアナリティクスでチェックしなければならない項目が決まってきます。

今回のご紹介が少しでもあなたのお役に立てたなら幸いです。

この記事を描いたひと

UNIONNET Inc. スタッフ

株式会社ユニオンネットのスタッフ。
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