社内のコミュニケーションを活性化させる「社内SNS」とは?

2019.03.26 SNS活用 経営
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社内のコミュニケーション活性化を目的として、社内SNSの注目度が増してきました。その注目度の向上とともに社内SNSの種類は増え続け、導入検討をしている企業側としては違いがわかりづらくなってきたのではないでしょうか。今回は4つのパターンを想定し、それぞれの目的に沿った社内SNSをご紹介します。

社内SNSとは

社内SNSとは言葉の通り、社内のメンバーで使用するSNSツールです。FacebookやTwitter、Instagramなどとは異なり社内業務に関する情報を共有することを目的としています。
働き方が多様化する昨今にて、働く場所や働く時間が一定でなく変動することが増えてきました。そのため社員同士のコミュニケーションが社内だけでなくウェブまたはアプリ上で行われることが増えてきました。Googleの検索エンジン上で「コミュニケーションツール」というキーワードの検索数が増加傾向にあり、社員同士のコミュニケーションの方法を考え始める企業が多くなりました。そこで注目され活用されているのが社内SNSです。

社内SNSの特徴

場所にとらわれないスピーディーなコミュニケーション

社内のメンバーと案件相談や情報共有をしたいと思って席に行くと外出・離席しており、一日に何度も同じことが起き結局話せなかったということはありませんか?外出が多いメンバーとコミュニケーションを取るのに苦労している人は少なくないはずです。社内SNSはマルチデバイスに対応していることが多いため、営業が外出先からアクセスしコミュニケーションをとることが可能です。社内にいる場合でも席が遠いメンバーで同士でコミュニケーションが取れます。プライベートでメールはあまり活用せずSNSをメインに活用している若年層のメンバーには使い勝手がよく、スピーディーなコミュニケーションが実現可能です。

部署間の垣根を越えたコミュニケーション

日頃話す人が部署内のメンバーだけという人が多いのではないでしょうか。部署の垣根を超えたコミュニケーションは新しい発想を生み、イノベーションを生む可能性があります。そのため様々な企業では部署の垣根を超えたコミュニケーションを推奨しています。ただ現実的にはわざわざ席を立ち、少し離れた部署のメンバーと交流するのは少し荷が重いと感じる人も少なくないはずです。

社内SNSを活用することにより離席する負荷もなく交流することが可能です。テーマを定めたグループを作成することで共有の話題ができ、お互いの意見を交換しやすくなります。日頃自分では考えなかったようなアイディアや物事の考え方など、新しい気づきがあるはずです。ぜひ積極的に他部署メンバーと交流しましょう。

社内のノウハウを蓄積

営業ごとに独自の資料をローカルに保存し、「そんなに良い資料あるなら早く言ってよ!」と言いたくなったことはありませんか?営業だけでなく、開発やサポート、管理部門などそれぞれの部署や個人にノウハウがたまり企業の資産として蓄積できていない企業は少なくありません。経営者としてはノウハウを全社で共有し一元管理し有効活用したいものです。
社内SNSでは資料を共有できる機能があるため、属人化していたノウハウを社内全体に共有することが可能です。

社内SNSがうまく活用されない原因
どんなツールサービスでも上手く活用できなかったと言うケースは多々ありますよね。社内SNSでも同様の事象が起こります。様々な原因が考えられますが大きな原因の1つとして社内SNSの導入目的が明確では無い事があります。
どんなサービス、事業においても、誰にどのような価値を提供するかを明確にしなければうまく活用されません。社内SNSに関しても同様です。

目的に沿った社内SNSを利用しよう

では社内SNSを導入する目的はどのようなものがあるのでしょうか。企業ごとに導入目的は異なりますが、例を挙げるとすれば「部署を超えたコミュニケーションの活性化」や「プロジェクトごとの活用」、「他サービスと連携し1つのツールで工数管理までできるようにする」などがあります。今回は上記目的を例にし、目的に沿ったツールを紹介します。

プロジェクトごとに利用したい
「Chatwork」

Chatworkは日本国内でもトップクラスの導入実績を誇る社内SNSです。導入実績多数のため信頼感があることと、機能が多数あるため利用用途は多肢に渡ります。その中でも「プロジェクトごとの案件管理や共有をしたい方」にはぴったりかもしれません。
ファイル共有機能やタスク管理機能があります。他のユーザーのタスクを設定できタスクの割り振りができることで、プロジェクトを円滑に進めることが可能です。

コミュニケーションの分析、社員のモチベーション把握
「Talknote」

Talknoteでは他の社内SNS同様、グループ作成機能やチャット機能があります。他の社内SNSと比べ特徴的なものは「コミュニケーションの分析」や「社員のモチベーション把握」ができることです。
Talknoteではコミュニケーション量やアクセス時間帯などをアクションリズムとして解析し、モチベーションがさがっているメンバーがいれば担当者宛にお知らせします。これにより、社員の離職を防止することは可能になります。

Facebook messengerユーザーにストレスなく使って欲しい
「Workplace by Facebook」

社外の方とのコミュニケーションをfacebook messengerを利用し行なっている人は少なくないのではないでしょうか。そのようなfacebook messengerを日頃から利用している方が社内に多く存在し、彼らがストレスなく社内SNSを使って欲しい!とお考えでしたらWorkplace by Facebookがオススメです。個人・グループのウォール機能や投稿に対するリアクション、コメント機能、音声通話、ビデオ通話などfacebookと同じ操作感で使用できる点が大きなメリットのため、ストレスなく利用することができます。スマートフォンで利用する場合は、Work Chatアプリをダウンロードし利用ください。

他サービスとの連携が豊富
「Slack」

国内でも多くの企業が導入しているアメリカ発の社内SNSであるSlack。チャット機能や画像共有機能、リマインダー機能などがあり社内のコミュニケーションを円滑にする機能が充実しています。特に特徴的なのは「インテグレーション機能」があることです。
インテグレーション機能を用いることでGoogle Calendarと連携でき、Google Calendarに登録してあるスケジュールをSlack上で通知することも可能です。Google Calendarだけではなく、Dropboxやappear.in、Trelloなど様々なサービスと連携が可能です。
様々なサービスと連携し利用したいとお考えの方にはSlackがおすすめです。

一言で社内SNSといっても様々な社内SNSが存在します。
ご自身の使用用途に合ったサービスを是非活用し、社内コミュニケーションを活性化してください。

ほったの愛用はChatworkです

この記事を描いたひと

untenna編集部

企業のWeb担当者と制作会社の想いをつなげるメディア「untenna」の編集部。

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