Facebook、twitterなどSNSを有効活用している企業の参考事例8選
こんにちは。ユニオンネットの西岡です。
前回はSNSを導入して活用するまでのポイントをご紹介いたしました。
前回の記事はこちら「企業・WEB担当者がSNSを導入して活用するまでに抑えておきたい5つのポイント。」
今回は経済産業省が取りまとめた「企業のソーシャルメディア活用に関する調査報告書」(出典:経済産業省 2016年4月時点)を元に、実際にSNSを効果的に活用して、販売促進や認知度向上に取り組む企業をご紹介いたします。
業種別、SNSを効果的に活用している企業
製造BtoC
ピーチ・ジョン
ファン数:約6万3000人 | |
フォロワー数:約6万9000人 | |
フォロワー数:約5万9000人 |
若年女性を対象に、下着や衣服の通信販売を行っているピーチ・ジョンさん。下着、衣類のほか、靴やバック、化粧品なども取り扱っています。
公式のTwitterアカウントとは別にカスタマーサポート専用の「PEACH JOHN コンシェルジュ」を運営しており、しっかりと顧客の声を受け止めている様子をアピールするために、寄せられる質問に逐一個別に回答しています。利用者とサポートとのやり取りが多くの方の目に触れる事で、利用者の信頼獲得に繋がっているのではないでしょうか。
投稿者もメールや電話で問い合わせるより気軽ですし、何より質問に答えてもらえると嬉しいですね!
富士重工業
ファン数:約19万5000人 | |
フォロワー数:約8万7000人 | |
フォロワー数:約5万5000人 |
\スバルで有名な富士重工業さんです。個人的に一番好きな車メーカーですが、走りの性能や安全性などの機能面ばかりが表にでていたように感じます。しかし、最近では機能訴求型から「安心と愉しさを」をキャッチフレーズに、情緒訴求型に訴える方向に切り替え、より多くのユーザーに響くコンテンツを提供しています。
SNSを効果的に活用している事例ではリフト代わりにゲレンデを駆け上がる雪上走行体験「ゲレンデタクシー」が大きな反響うみました。リフトの変わりにSUVでゲレンデを駆け上がるという好評企画です。乗車希望者は、車の前で撮影した写真をTwitterやInstagramにハッシュタグ「#」をつけて投稿するだけで、無料で乗車できます。
一連の取り組みで専門誌の調査ではSNSアカウント接触後の好感度は業界トップになりました。
製造BtoB
京都機械工具
ファン数:約4万7000人 |
高品質な工具を製造・販売している京都機械工具さん。従来よりコアなファン層が多くFacebookではファン層の視野を広げる事を目標に運営されています。
月の投稿本数は20本前後で、人気コンテンツの工具に関する「KTCトリビアクイズ」では1投稿で1,000いいねを超えるほどです。担当者が工具について調べ、イラスト付きで詳しく解説しています。イラストのクオリティーがとても高く、見ているだけでワクワクしてきます。
またネガティブな意見も含めて全てのコメントを返すことで、毎回のように書き込んでくれるファンもいてます。炎上のリスクもあるなか、真摯に対応することで効果的に運営されています。
コニカミノルタ
ファン数:約27万6000人 | |
Twitter(広報リリース専用) | フォロワー数:約590人 |
YouTube | 登録者数:約1000人 |
オフィス向けの複合機を中心に企業間取り引きのビジネスを行うコニカミノルタさん。経営者や実業家の方を対象に、企業メッセージを伝えるブランディング動画を配信しています。
Facebookページでは製品リリース情報は一切流さずブランディングに特化した投稿を行っています。ブランディング動画「dream printer」では200万回再生されました。同社では一つの広告媒体だけではなく、CM、WEB動画広告、電車内広告など、クロスメディアで展開することで、より多くの好感度アップを図っています。
食品・日用品
上澤梅太郎商店
ファン数:約1500人 | |
フォロワー数:約2万3000人 |
日光市で味噌のたまり漬けを販売される上澤梅太郎商店さん。新たな顧客の獲得と既存顧客との関係維持を目的にFacebookを中心にSNSを運営されています。
上澤梅太郎商店さんは朝食を重視されており、自社商品を使った朝食の写真を投稿しています。WEBサイトのクオリティーも高く、ついつい商品を買ってみたくなります。同社の価値を「日本の朝食文化の振興」と定義し、「贅沢ではない、豊かな朝食」を実現するのが同社の商品であると訴求しています。
カルビー
ファン数:約6万1000人 | |
フォロワー数:約3万1000人 | |
フォロワー数:約2100人 | |
YouTube | 登録者数:約1200人 |
みんな大好きカルビーさんです。同社ではファンサイトを独自に運営されているため、SNSは宣伝役を担っています。
人気商品の「じゃがりこ」を使い、学校に見立てた会員制ファンサイトで参加型の商品開発企画などを行っています。食べてみたい新しい味、パッケージ、キャッチフレーズ、販促物もファンが発案します。こうして発売された新商品はファンに率先してTwitterなどで拡散されます。
自分たちで考えた新商品ならば親しみもわき、リピート購入してくれるロイヤルユーザの育成に一役買っています。
サービス
ドミノ・ピザ ジャパン
ファン数:約13万人 | |
フォロワー数:約4万5000人 | |
LINE | 友だち数:約67万人 |
フォロワー数:約1000人 |
宅配ピザチェーン大手のドミノ・ピザ ジャパンさん。2015年9月LINE公式アカウントの開設と同時に、LINEからピザを注文できるサービスを開始されました。従来では割引きクーポンの配信が多いなか、注文・購入ツールとして活用するのは驚きました。サービス開始4カ月でLINE注文の売り上げは1億円を突破しました。
同社では他のSNSも積極的に活用しており、2015年10月新商品「冬のクワトロリッチ」に使う新生地「パンピザ」の写真や食べた感想をハッシュタグ「#ドミノパンピザ」を付けてTwitterやInstagramに投稿すると、抽選でギフトカードが当たるキャンペーンも実施し、多くの投稿と拡散を得ました。
米ブルー・ボトル・コーヒー
ファン数:約8万7830人 | |
フォロワー数:約4万7648人 | |
フォロワー数:約11万9000人 |
サードウェーブコーヒーの代表格とみなされているブルー・ボトル・コーヒーさん。消費者の体験そのものが最も価値のあるコンテンツと考え、来店者がInstagramに投稿した写真や動画を自社のアカウントに流用する取り組みを行っています。
ハッシュタグ「#bluebottlecoffe」を付けて写真や動画を投稿した消費者に許可をとり、自社のソーシャルメディアやWEBサイト上で紹介しています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
あまりSNSを利用されない製造BtoBからよく利用されるサービス業までご紹介いたしました。こんな情報が喜ばれるかな?こういうサービスがあれば便利だ!など、製品やサービスを売り込むだけではなく、自社の顧客は何を求めているのか考え、最適な情報を発信されていますね。
ぜひ今後のソーシャルメディアマーケティングで活用してもらえればと思います。
出典:経済産業省 2016年4月時点
この記事を描いたひと
企業のWeb担当者と制作会社の想いをつなげるメディア「untenna」の編集部。